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IT関連の仕事やビジネスシーンで使われる言葉「バッファ」ってどういう意味?

2023.05.08

バッファという言葉はさまざまなシーンで使用され、特にIT業界やビジネスシーンなどで聞く機会の多い言葉です。使われる状況によって異なる意味になるので、正しい使い方を押さえておきましょう。シーン別の使い方を、例文とともに紹介します。

業界によって異なる「バッファ」の意味

バッファは、使用されるシーンによって意味が異なる言葉です。もともとの意味や、業界別の違いについて確認しましょう。

もともとは「緩衝材」を意味する英語

バッファは英語では『buffer』と表記し、もともとの意味は衝撃を和らげるための緩衝材です。緩衝材は、ものとものの間でクッションとしての役目を担います。荷物の破損を防ぐために隙間に入れる詰め物を想像すると、分かりやすいでしょう。

危険や痛みなどを和らげるという意味もあり、使用する対象はものだけではありません。人物や国家などに対しても使われ、大きな国と国の間に入って衝突を防ぐ役割を持つ国を、緩衝国と呼びます。

工業部品などを扱う場面でバッファと表現する場合、衝撃を緩和させる装置や部品そのものを指すのが一般的です。

IT業界やビジネスシーンで使用されるバッファは、もともとの英語の意味から派生したものとされます。『バッファー』と語尾を伸ばして表記する場合もありますが、意味は同じです。

IT用語としての意味は「記憶領域」

ITの分野では、一時的にデータを保管しておく記憶領域のことを、バッファあるいは『バッファメモリー』と呼びます。

主に複数の機器間でデータを送受信する際に、処理や転送の速度に差が生じないようにするために必要なものです。

一時的に処理しきれないデータを保存することで、プログラムが意図しない動きをするのを防ぐ役割を持ちます。パソコンや周辺機器など、情報処理機器を正常に使用するために設定されると覚えておきましょう。

ビジネス用語としての意味は「余裕」

ビジネスシーンにおけるバッファは、もともとの意味である緩衝や緩和を比喩的に表現するもので、『余裕』や『余力』を意味します。ビジネスシーンの中でも、スケジュール調整や進行に関する場面でよく登場する言葉です。

例えば、『予備の期間』や『人員・予算の余裕』などが該当します。ビジネスを成長させるには、ある程度のゆとりを持たせなければならない場合が少なくありません。

仕事が納期に間に合わなければ、取引先や顧客からの信頼を失う原因になり、予算や人員などに余裕がない状況では、商品の品質が下がる心配があります。

シーン別の「バッファ」の使い方

プログラミング

(出典) pixta.jp

バッファには業界によって異なる意味があるので、間違えて使わないようにしましょう。シーン別の使い方を紹介します。

プログラミングや通信環境に問題が起きたとき

情報処理機器を扱っている際に、データを一時的に保存するバッファメモリーの容量を超えてデータが送られてきてしまい、メモリの位置を上書きしてしまうケースがあります。

その結果として不具合が起こる状態が、『バッファオーバーフロー』あるいは『バッファオーバーラン』です。悪意を持った第三者が攻撃を行うことで発生するリスクがあります。

アプリケーションの開発者は、こうしたプログラミングの脆弱性を防ぐために、常に最新情報をアップデートしておかなければなりません。

また、インターネット上の動画を再生する際などに『バッファ処理中』と表示が出て、再生が停止するケースがあります。

これはインターネットが切断されたり、通信速度が遅くなったりした結果、一時的にためておいたデータが尽きて、画面に出力できなくなった状態です。

ビジネスシーンで余裕や余力を確認したいとき

ビジネスシーンで、予算・人員・スケジュールなどの余裕を確保したい場合に、『バッファを持たせる』『バッファをとる』といった形で使用します。

キャパシティに対して、どれだけの余力があるのかを確認するシーンで使われる場合が珍しくありません。『スケジュールにバッファを持たせて』と伝えられたら、それは『余裕のある日程にしてほしい』という意味です。

すでに手いっぱいの状態であるにもかかわらず、仕事を上乗せされそうになった場合は『バッファがありません』と表現すると、『余力がない』という意味になります。

緩衝役が必要なとき

バッファは、企業間や人と人との関係を取り持ってくれる人物に対しても使用します。仕事をうまく進めるためには、コミュニケーションを円滑に行い、チーム内の衝突を避けなければなりません。

チームワークを高めるためや、取引先と利害関係を一致させるためなど、さまざまなシーンが思い浮かぶでしょう。緩衝役は双方の言い分や立場を理解したうえで、両者にとっての落としどころを見出すために欠かせない役回りです。

そうした人材が必要なシーンでは、『バッファになる』と使用します。例えば、裁判官とともに当事者双方の間に入る調停委員や、医師と患者の間に入って調整を行う看護師などは、チームが目的を達成するためのバッファになっていると考えられます。

「バッファ」の使い方を例文でチェック

手帳に記入する手元

(出典) pixta.jp

例文を見ると、バッファの具体的な使い方をよりイメージしやすくなります。ビジネスシーンで使用する際の例文をチェックしましょう。

ビジネスシーンで使う際の例文

ビジネスシーンにおいて、スケジュールや人的な余裕という意味でバッファを使う際の例文を見ていきましょう。

  • もっとスケジュールを詰め込みたい気持ちは分かるが、仕事を確実に進めたいならバッファをとっておくことが大事だ
  • 売れ筋商品の在庫切れが怖いので、バッファを持たせて発注しておこう
  • 予期せぬトラブルに対処したためにバッファがなくなり、ギリギリの時間になった

仕事をうまく進めるためには、ほどよいゆとりが必要になるケースが少なくありません。バッファをとるように指示されたら、日程や人員などに余裕を持たせた取り組みを意識しましょう。

構成/編集部

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