電気代のさらなる上昇懸念 再度値上げに踏み切る施設が増える可能性も
お出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ(東京)が、自社アプリユーザーを対象に行ったアンケート調査によると、日用品や食品の値上がりによって約8割がお出かけに「影響がある」と回答した。
有料施設の利用回数や、施設内の食事代などを減らすなど節約志向がみられ、チケット代の値上げがテーマパークの集客に一定の影響を及ぼす可能性がある。
他方、コロナ禍で臨時休館や集客制限などを余儀なくされたテーマパーク側では、収益力が弱まっていたなかでのコスト増が大きな重荷となっており、「値上げに踏み切らざるを得ない」施設が多くみられた。
各施設とも、来館者数を増やすことで収入を上げるなど運営努力を続けているものの、今春から電気代がさらに引き上げられる予定などコスト増を吸収できる余力が限られており、チケット代を値上げするべきか再検討を迫られる可能性がある。
<調査概要>
・全国の主なテーマパーク(遊園地・動物園・水族館)190施設における入場チケットの価格動向について調査を行った。
入場料=施設へ入場するために必須となるチケット代(1Dayパス等の付属を含む)
・対象期間:3月22日時点
・調査機関:帝国データバンク
出典元:帝国データバンク
構成/こじへい