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職場の人間関係において「割り切る」と「開き直る」はどう違う?

2023.04.17

新年度も始まり、新たな人間関係の中で働いている読者も多いのではないでしょうか。中には既に悩みを抱えている人もいるかもしれません。

どうしても関係をうまく構築できないときは、「職場の人間関係を割り切る」ことも方法のひとつ。具体的にどうすればよいか、解説していきます。

職場の人間関係を「割り切る」とは?「開き直る」との違い

「職場の人間関係を割り切る」と聞くと、どのようなイメージを抱きますか。コミュニケーションを拒否しているようで、ネガティブに聞こえる人もいるかもしれません。ここで「割り切る」と、似ている言葉として挙げられる「開き直る」の意味を比べてみましょう。

「割り切る」とは

ある原則に立って、物事を単純明快に解釈し結論を出す。また、その結論にしたがって決断する。(デジタル大辞泉より)

また、次のような説明もあります

個人的な感情を入れずに考えたり、行動したりすること。また、物事の結論をきっぱりと下す表現として用いられる。仕事や私生活の人間関係において、相手への過剰な期待を捨て、ある程度の距離を置いて付き合うことなどを「割り切って付き合う」と表現する。(実用日本語表現辞典より)

「開き直る」とは

急に態度を変えて厳しくなる。また、観念してふてぶてしい態度に出る。(デジタル大辞泉より)

上記の説明から「割り切る」は、コミュニケーションをシャットダウンするのではなく、あくまでコミュニケーションの取り方のスタンスのひとつと言えるでしょう。

職場の人間関係を割り切るメリット

職場の人間関係に悩む人が、割り切った姿勢で人と接することのメリットとしては、やはり精神的ストレスを感じにくくなることが挙げられます。「仕事上だけの付き合い」と考えることで、相手に好かれようと思うことがなくなるほか、その分傷つくことも少なくなります。

また精神を良好な状態に保てることで仕事に集中でき、業務効率化や、高いパフォーマンスを出すことも期待できるようになるでしょう。

職場の人間関係を割り切るコツ4つ

職場の人間関係を割り切るには、どうすればよいか、考え方や取るべき行動を紹介していきます。

「全員に好かれる人はいない」ことを忘れない

人間関係にストレスを感じてしまう人には、「職場のみんなから好かれたい」と考える人が少なくありません。しかし、人には相性があるため、どんなに好かれようと自分が頑張っても、うまくいかないことがあるものです。

最初から「どうせあの人とは合わない」という姿勢で接することは、可能性をつぶすこともあるのでもったいないことですが、自分が誠意をもって接しても相手とうまくいかない場合は合わないことを悩むより、「この人とは合わないんだな」と割り切ることも必要でしょう。

「仕事仲間は友達ではない」と考える

職場の人たちとも、まるで友だちのように気兼ねなくいろいろなことを言い合えるのが理想ではありますが、実際にはそうでないことも多いでしょう。仕事仲間は友達とは違い、自分が選べる存在ではありません。ストレスを感じるようなら、「あくまで仕事の目的を達成するために一緒にいる」と割り切って考えることをおすすめします。

「仕事の目的を達成するために一緒にいる」ので、もちろん仕事を進めるうえでの信頼関係の構築や、フォローし合うチームワークは大切です。

相手に期待しない

ストレスを感じるのは、相手に期待しすぎているからかもしれません。社会には自分のものさしでは測れない、いろいろな人がいます。5分前行動を意識している人もいれば、少し遅れるくらいがちょうど良いと考える人もいます。挨拶は自分からと心がけている人もいれば、後輩や部下から先にすべきと考える人もいます。

ルールが明確になっていないことは、人それぞれの価値観や判断で動くものです。「自分がやっているから相手も同じようにしてくれるはず」といった期待をしないほうが、楽になるかもしれません。

オンとオフをしっかり分けている人と印象付ける

職場の人間関係に深入りしないため、オンとオフをしっかり分ける方法もあるでしょう。仕事以外の時間に一緒にいると、どうしてもプライベートな話も出てくるもの。「飲み会は苦手だから参加しない」「一次会で帰る」など一定の行動をしていれば、誘われることも少なくなっていきます。オンとオフの線引きができ、職場の人間関係のわずらわしさを感じずにすむでしょう。

「職場の人間関係を割り切る」で解決できない場合

ここまで職場の人間関係の割り切り方をお伝えしてきましたが、実際は難しいこともあるでしょう。組織でキャリアアップを望む場合は評価されることが必要になってきますし、「評価される=好かれる」ではないとは完全に言い切れないこともあります。どんなに意識しても、複雑な人間関係に巻き込まれてしまうこともあるものです。

そのようなときは、転職や人事異動の希望を出すことも選択肢として考えてもよいでしょう。

文/やまさん

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