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動物専門寄付サイト「アニドネ」の創設者に聞く、日本の動物福祉の課題とこれから

2023.04.15

自分の希望する寄付団体を自由に選択できる

――実際、「動物のために何か役に立ちたい」と考えている人は多いと思いますが、具体的にどこへ寄付したらよいか、わからない人がほとんどです。
 
西平さん そうした方々のために、アニドネのサイトでは、多くの団体の情報が紹介されていて、どんな活動をされているのかがわかるようになっています。

その中から、個別の団体を選んで寄付してもよいですし、全ての団体へまとめて寄付することもできます。もう少し具体的に、たとえば“多頭飼育崩壊のために役立てて欲しい”と希望する人にも、きちんと対応できるようになっています。

アニドネの特徴の一つはこうした中間支援組織として、人や企業と動物のためにがんばっている団体の間にたって寄付を募っている点にあります。

もう少し詳しく寄付先を紹介すると、アニドネが支援するのは「保護団体」、「介在団体」、「伴侶団体」、「啓発団体」の4カテゴリーと、広く動物福祉に関わる団体群にまで及んでいます。

寄付先は厳しく審査される

――寄付金というと、最近、SNSでもいろいろ話題になっていますが、きちんと動物のために寄付されているという信頼性が求められているように思われます。

西平さん アニドネでは信頼性を確保するため、寄付先の調査など、きちんとした仕組みを整えています。寄付先に選定されるためには、アニドネの認定を受ける必要があります。認定への申請を受け付けると、アニドネのボランティアがそれぞれの現地まで足を運び、施設の視察・調査をしたり、それまでのお金の流れを把握するために団体の方に経理ファイルを確認させてもらったりします。

このように、どんな環境で飼育管理をしているか、実態はどうなのかなど、アニドネがきちんと調べます。その後、外部の有識者による審議委員会で認定の可否を判断しています。

一度認定されたら終わりではありません。アニドネのボランティアのスタッフが、2年毎に定期的に認定の更新を行います。また、スタッフは調査だけでなく、寄付先の団体の活動をレポートしたり、伴走支援することも行っており、寄り添うというスタンスをとても大事にしているんです。現在、団体数は33団体まで増えてきています。

まだすべての都道府県に認定団体があるわけではないので、想いをともにできるような団体が増え、各地の動物福祉が向上できると良いと思っています。

まさに今年2023年も3月28日から5月31日まで新たな認定団体の公募をしています。動物福祉に関わる活動をしている団体皆さんにはぜひアニドネのサイトをご覧になってもらい、積極的に応募をしてきてほしいですね。

――お金以外のボランティアもできるのですか?

西平さん 募金以外の支援も受け付けています。読み終わった本を専門の買い取り業者に送付すれば、その売り上げが寄付金となるなど、現金以外での寄付もあります。ぜひホームページをご覧になってもらえればと思います。

また、実際にボランティア活動員として動物愛護活動を行うなど、興味やライフスタイルに合わせて、ボランティア活動を選ぶことが可能です。社会貢献活動は無理なく、そしてご自身も楽しくできることが大切だと思っています。

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