大病経験なし40代男性ライター 果たして結果は?
クリニックでの血液採取から約1ヶ月。検査結果が自宅に届いた。
各項目の疾患予測を始め、現在の体の状態まで一目で分かる、とっても見やすい検査結果。しばし、そのデザインに気を取られていたが、冷静になって結果をじっくり見ていくうちに心配になってしまった。
飲酒量が多いらしい。
タバコ吸いすぎらしい。
運動不足らしい。
これは一体どうすればいいのか?
実はここからのサポートが充実しているのも、フォーネスビジュアスの魅力。検査結果の詳細や今後の対処法について、オンラインで気軽に相談できる専門家、コンシェルジュがいる。医師への相談も大事だが、自宅で相談できるなんて本当にありがたい。
コンシェルジュによる生活習慣改善メニューの提案と相談も!
自宅に検査結果が届いたら、保健師等の資格を持つコンシェルジュ(専門スタッフ)がオンラインで、食事や運動等の生活習慣改善に関する相談に乗ってくれるという。
筆者の結果について約40分間、丁寧な説明と的確な対処法を教えてくれた。
まず気になる認知症については…
「現状、平均と比較するとやや低リスクではありますが、年齢を重ねるにつれリスクは高まる恐れがあるので数年おきのチェックをおすすめいたします」
また、心筋梗塞、肺がん予測なども今のところは低リスクという結果に。しかし、現在の体の状態について鋭い指摘を受ける。
「肝臓脂肪とアルコール量、心肺持久力が心配です。そして体重も気になりますね」
「今後は、炭水化物を意識した食生活とアルコール5%の缶チューハイ500mlを1日1本目安で週2回の休肝日を作り、毎日7000〜8000歩のウォーキングをしてみませんか?半年で体重5キロ減を目指してみましょう」と、具体的な方法をアドバイスしてくれた。
習慣になっている飲酒と喫煙と運動不足が、血液検査だけで如実に現れていた。しかも詳細な部分まで。反省するとともに、たった1回の血液採取でここまで判明することに驚きを隠せない。
時間ギリギリまでコンシェルジュに親身に相談に乗っていただき、感謝。半年で5キロ減を目指す生活を心がけたい。
※ちなみに、コンシェルジュへの相談に加え、検査結果をもとに医師と相談し、さらに詳細な健康状態の把握や改善に努めてほしいとのこと。
医師も太鼓判!かつてないサービスの魅力
素人目に見ても魅力的な検査サービスと思える認知症発症リスク予測検査。実際に現場の医師はどう感じているのか?今回お世話になった、用賀アーバンクリニックの田中勝巳院長に話を聞いた。
―――本サービスの魅力は?
「従来の血液検査とは一線を画す検査だと思っています。タンパク質のバランスを見ることで生活習慣の歪みを見ることができるのは画期的ですね」
先生曰く、人間の遺伝子は生まれつき変わることはないが、タンパク質は体調によってその時々のバランスが変わる。そこに目をつけた検査は認知症のみならず、これまでなかったという。さらに、
「この検査の凄いところは、タンパク質の解析だけでアルコールを飲んでいる人か、脂肪肝のある人か、内臓脂肪があるかまで分かってしまうところです。検査結果をもとに、気になる部分を詳しく検査することをおすすめします」
―――認知症予防で大事なことは?
「やはり生活習慣の見直しですね。今のところそれしかないと言えると思います」
「以前、フィンランドで行われた『高齢者の認知機能障害予防研究』通称FINGER研究というものがあるんですが、認知症リスクの高い高齢者を生活習慣改善グループとそうでないグループに分けて過ごしてもらい、2年後に認知機能テストを行ったところ、前者グループの方が認知機能低下を抑制する効果があることが分かったんです」
やはり、認知症予防には生活習慣を見直すしかないのか。ここで面倒くさいと思っていては元も子もない。栄養バランスの良い食事、タバコ、お酒を控えて運動をする。今のうちから認知症の進行を進めないようにするしかない。
そしてそれが簡単に分かってしまう検査が、いま身近なものになっているのだ。
高齢化が進むにつれ認知症患者数の増加が予測されている今、発症すれば自分自身だけでなく家族や周囲にも大きな負担になることは間違いない。現在と未来の健康状態と改善策を提案してくれる最先端の検査を読者世代にもおすすめしたい。
取材協力
フォーネスライフ株式会社
https://foneslife.com/service/diseaserisk_measurement/
医療法人社団プラタナス用賀アーバンクリニック
https://yoga-urban.jp
文/太田ポーシャ