DIME MAGAZINE
転職が珍しいことではなくなったといえども、未体験の読者も少なくないのではないでしょうか。いざ転職を考えたとき、具体的にどう動けばいいかわからない…といったこともあるかもしれません。
ここでは、転職活動時に使う代表的なサービス「転職サイト」について解説。転職サイトは一体どのようなサービスなのか、おすすめの転職サイトは何か、一つひとつ説明していきます。
転職サイトとは
転職サイトとは、求人や転職活動に役立つ情報が掲載されているサイトです。サービスに登録しなくても閲覧することができますが、ほとんどの場合、求人に応募する際は登録することが求められます。
転職サイトと転職エージェントとの違い
転職サイトと似たような言葉として、転職エージェント（人材紹介会社）を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
転職サイトは、求人探しから応募まで、一通りの流れを求職者が自分で行うことを求められるのに対し、転職エージェントの場合は、担当者（コンサルタントやキャリアアドバイザー）がつき、求人紹介から応募先企業とのやりとり、条件交渉まで代理で行ってくれます。
転職サイトの活用がおすすめな人
上記の特徴から転職サイトの活用がおすすめな人は、次のような特徴がある人と言えるでしょう。
・自分のペースで転職活動を進めたい人
・とりあえず情報収集をしている人
実際は転職サイトと転職エージェントを併用している人も多いようです。「転職サイトを活用してみたい」と思った人は、ぜひ以下の説明を読み進めてみてください。
転職サイトの種類
一口に転職サイトといっても、様々なサービスがあります。今回は、「総合型」と「特化型」に分けて説明しましょう。
総合型
総合型の転職サイトは、幅広い業界や職種の求人が掲載されています。希望する業界や職種が明確でない人は、総合型の転職サイトを使えば、様々なキャリアの選択肢を検討できるでしょう。
特化型
特化型の転職サイトは、希望や属性などに特化した求人を掲載するサービスです。例えば、医療やアパレルなどの業界特化、20代、シニア世代などの年代特化、女性向けの求人を取り扱う女性特化などが挙げられます。
特化型のサイトは、総合型と比較して、掲載求人数は少ないものの、希望の求人を効率良く見つけられるというメリットがあります。
おすすめの転職サイトを紹介
タイプごとにおすすめの転職サイトを紹介していきます。
総合型
代表例として、大手企業が運営する転職サイトを紹介しましょう。
・リクナビNEXT
リクルートが運営。日本最大級の求人情報量と、AI技術を駆使した高度な仕組みが特徴的。登録した経歴を見た企業から、オファーをもらえることも。希望業界や職種、年代問わず、まずは押さえていきたい転職サイト。
参考：リクナビNEXT
・doda
パーソルキャリアが運営。掲載求人情報の数は国内最大級。職種や勤務地、こだわり条件など、希望にマッチした求人を検索しやすい。エージェントサービスやスカウトサービスもあり。
参考：doda
・マイナビ転職
大手人材・広告企業であるマイナビが運営。毎週火・金更新で、最新の転職情報を希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索できる。
参考：マイナビ転職
特化型
特化型には、様々な切り口があります。ここでは特徴的なサービスをピックアップしてみました。
・ビズリーチ
ハイクラス人材向けに特化した転職サイト。経営幹部や管理職などの高年収求人を多数取り扱っている。年収1,000万円以上の求人が3分の1以上（2021年1月時点）。登録すると、ヘッドハンターからスカウトをもらうことも。
参考：ビズリーチ
・女の転職type
正社員で長く働くことを希望する女性向けの求人を掲載中。女性社員の割合や、産休・育休活用例など、女性が知りたいと思うポイントを押さえている。
参考：女の転職type
転職サイト利用に関して、よくある質問
ここまでおすすめの転職サイトを紹介してきましたが、「登録するにはまだ不安」など、疑問をクリアにしてから手続きを進めたいという人もいるかもしれません。
求職者からよく聞こえる質問に答えていきましょう。
転職サイトは無料で使える？
求職者は、ほとんどの転職サイトを無料で利用可能です。「それならどうやって運営が成り立っているの？怪しい…」と思う人もいるかもしれませんがご安心を。求人を載せる側の企業がお金を払っているのです。
転職サイトは安全なの？
中には転職サイトに登録していることが、現在勤めている会社にバレるのではと心配な人もいるでしょうが、転職サイトを閲覧したり、登録したりするだけではバレることはありません。
転職サイトはいつでも退会できる？
転職サイトは希望すればいつでも退会することができます。「転職先が決まった」「やっぱり今の会社に残る」など、転職活動を辞めて転職サイトをもう使わないのであれば、退会手続きを進めましょう。多くの場合、マイページなどに退会に関する手続きが説明されています。分からない場合は、サービスに直接問い合わせる方法もあります。
また、選考を辞退する際は、直接企業担当者に伝えることを忘れないようにしましょう。
また、転職活動はやめても、情報収集のために引き続き登録しておくといった選択肢もあります。
転職サイトはコツを押さえた活用を
おすすめの転職サイトの例や、サービスを活用するヒントをお伝えしました。転職サイトは求職者は無料で利用できるほか、退会も自由にできるので、とりあえずたくさん登録する人もいるでしょう。それも一つの方法ですが、情報量が多すぎてかえって混乱しそう…という人は、今回お伝えしたコツを押さえてサービスを選んでみてはいかがでしょうか。
文／やまさん
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