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本体5280円+月額528円で家族を見守る「まもサーチ3」を1か月間使ってみてわかったこと

2023.04.01

ボタンの長押しで位置通知が可能、測位間隔の変更も

 見守られている側から、位置情報を発信することも可能だ。本体中央に配置されているボタンを長押しすると、見守っているスマホに通知やメールが送信される。子どもが迷子になった時などに押してもらえば、親が探しやすくなる。こうした機能があることは、あらかじめ見守る側に説明しておくといい。筆者の子どもも、迷子になった時にボタンを長押しして、位置情報を知らせてきた。あくまで送られるのは位置情報だけだが、SOSに近い位置づけと考えていいだろう。

本体中央のボタンを長押しすると、位置をスマホ側に通知できる

 ほかにも、例えば習い事の送迎バスがある場合、家に着く直前にボタンを押してもらい、迎えに出るといった用途に利用できる。持ち運ぶ側ができる操作はボタンの長押しぐらいだが、あるとないとでは大違いだ。メールのように、本文を書く手間がかからないのもうれしい。

 筆者の場合、更新頻度を3、4分にしてバッテリーの持ちを優先しているが、より細かく位置情報を取得したい時には、設定を切り替え、間隔を1、2分にすることが可能だ。ただし、この場合、バッテリーの減りは公称値よりも早くなる。一方、正直なところ、3、4分間隔ですら、短すぎるような印象もある。そこまで頻繁にアプリで位置情報を確認することも少ない。10分間ぐらいでも十分という印象はある。

測位の間隔は設定で変更できる。間隔を長くした方が、バッテリーの持ちがよくなる

 欲を言えば、もう少し測位の間隔を空け、バッテリーがさらに長く持つようなモードがあってもいいだろう。もちろん、より細かく位置情報を知りたいというニーズもあるため、設定を変更できることが大前提だ。もう少し長持ちすれば、人間だけでなく、車やバイクなどの防犯用としても使い勝手がよくなりそうなだけに、アップデートでの対応などはぜひ検討してほしい。

 1か月近く使っていて少々気になったのは、本体の傷だ。ボディが樹脂製のため、あまり強度は高くない。特に、バッグの外側に取りつけていると、色々なものにぶつかって傷がつきやすい。お試しということで、筆者は裸で使っていたが、長く使うようであればやはりケースはつけておいた方がいい。+Styleでは、純正ケースが販売されているため、合わせて購入することを検討してみてもいいだろう。

ケースも販売されているため、長く使うためには買っておいた方がいい

 充電の仕様にはやや疑問符もついたが、まもサーチ3は比較的コストパフォーマンスの高い見守り手段と言える。持ち運びやすい本体の仕様も、評価できる。キッズケータイより手軽に利用でき、親が持つスマホのキャリアにも左右されないのもメリットだ。携帯電話の持ち込みができない学校に通っている子どもや、キッズケータイまでは不要と考えている親にとって、いい選択肢と言えそうだ。

【石野’s ジャッジメント】
質感        ★★★
持ちやすさ     ★★★★★
UI         ★★★★★
連携&ネットワーク ★★★★★
電池持ち      ★★★★★
*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

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