小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

新生代表は「三笘システム」採用!?スター級が揃う攻撃陣で先発に選ばれるのは誰か?

2023.03.24

日本の生命線の左サイドを担う中村、前田への期待も

ただ、三笘をスタメンでエースと位置づけるのなら、左のジョーカーも考えておかなければいけない。その候補者と言えるのが、今季オーストリア1部で公式戦14ゴールを奪っている新星・中村敬斗(LASKリンツ)。2000年生まれの22歳のアタッカーで、左からのドリブルの迫力は三笘に負けじ劣らずというレベルだ。2017年U-17W杯(インド)、2019年U-20W杯(ポーランド)と年代別代表も経験したエリートで、負けん気は人一倍強い。三笘と中村を併用できるようになれば、森保監督の戦い方の幅も広がる。今回のシリーズでは必ずどこかで彼をトライしてほしい。

名波コーチと談笑する中村(筆者撮影)

そしてもう1人、前田大然も左サイドで使える有益な人材。というのも、所属のセルティックではそのポジションに入ってドリブラーとして凄みを増しているからだ。

「元オーストラリア代表のハリー・キューウェルさんが今季途中からチームのコーチになって『もっと仕掛けろ』と言われるようになってから、ドリブル突破にトライするようになりました。失敗してもいいから前へ前へ行く姿勢を強く求められています」と前田も新たなスタイルを貪欲に追い求めていることを明かす。あれだけの速さとスプリント力を持つ男をこの位置で使えれば、また違った色合いが左サイドにもたらされる。選択肢はとにかく広いのだ。

前田大然もカタールW杯とは違ったプレーを見せるだろう(筆者撮影)

このように、新生ジャパンの攻撃は左サイドが大きなカギになる。三笘を筆頭に中村、前田、時には久保もここに入ることがあるかもしれないだけに、興味は尽きない。カタールと同じことをやっていても、北中米W杯で勝てない。しかも、48カ国に増える次の大会からは8強入りのために決勝トーナメントで2回勝たなければいけなくなるのだ、だからこそ、森保監督はどんどん新しいことにチャレンジすべきだ。

 まずはウルグアイ戦である。ここで三笘らが期待通りの大活躍を見せてくれれば、明るい未来が開けてくる。注目の男の一挙手一投足を見逃してはならない。

森保監督と話をする堂安も注目(左端から中村、菅原=筆者撮影)

取材・文/元川悦子
長野県松本深志高等学校、千葉大学法経学部卒業後、日本海事新聞を経て1994年からフリー・ライターとなる。日本代表に関しては特に精力的な取材を行っており、アウェー戦も全て現地取材している。ワールドカップは1994年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6大会連続で現地へ赴いている。著作は『U−22フィリップトルシエとプラチナエイジの419日』(小学館)、『蹴音』(主婦の友)『僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」(カンゼン)『勝利の街に響け凱歌 松本山雅という奇跡のクラブ』(汐文社)ほか多数。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。