成熟させたい、日本の大人のサウナ文化
で! この『荒』。そんな時間制限のある『人力オートロウリュ』ではない、本当の意味での『セルフロウリュ』なんですよ。
時間制限セルフロウリュしか知らない人は最初とまどうかもしれないけど、回りの空気を読んで、声掛けして、ロウリュすればいいじゃない。完全セルフロウリュが当たり前のサウナ先進国はそうしてるワケなんですから。
日本もこういう制限なしのセルフロウリュが増えていくことで、サウナ室内の空気を詠むことを知り、サウナが文化として成熟していくことになるワケじゃない。この『荒』はそういうキッカケになると思う。
ちなみ「空気を読む」という言葉には、いわゆる「回りの人間の気持ちをくみ取る」という意味以外に、サウナに関していえば、文字通り「空気の温度を読む」という意味もあるんですよ。
実際にロウリュする人はベンチ最下段の人になるだろうから、最下段の人は、一番熱い最上段の人の気持ちも温度も読んで、声もかけてロウリュする。
それが大人のサウナの入り方ですよ!
そんな『薙』と『荒』。そのどちらにもハマらないサウナ好きはいないと思う。
ほかにはアディロンダックのガーデンチェアが並ぶ、外気も少々取り込んだ休憩スペースも出色!
↑クールダウンスペースのイスは11脚。幽体離脱したのか? と思うほど絶好調にホゲ~ッとできます。
そしてこの施設。全体的に心落ち着く和テイストなんですよ。なにしろ館内着は浴衣ですから。
↑こちら水風呂なんですが、水風呂の横にもちょっとした和風の箱庭的植栽。
さらにこれは取材時にはまだオープンしてなかったんだけど、個室サウナも一部屋用意されている。この個室も和風なんだけど、特筆すべきは個室サウナなのに水風呂はもちろん(個室サウナってシャワーだけの所も多いからね)、温浴槽まで完備!
↑これが個室サウナ。手前の水風呂と奥の温浴槽という贅沢さにまいり、そしてこのアダルトなムードに、アダルトとしては利用したい気持ちビンビンです。
サウナ自体は男性専用ですが、この個室サウナは女性も利用もできるようになる予定。詳しいことはホームページ(記事の最後にもちろん書いておきます)で発表されるので、興味ある皆さんは日々チェックしていただきたい。
そしてココ。サウナである『SPA:BLIC 赤坂湯屋』と飲食施設『涼庵』、カプセルホテルの『かぷせる旅籠 赤坂』という3つの複合施設なんですよ。
要するに、同時利用もできるが、個別利用もできる。さらに個室でないサウナは男性専用と書きましたが、飲食施設の『涼庵』は女性の利用もできる。
↑サウナが苦手という人もどうぞご利用ください。『涼庵』でございます。