これからの季節、春から夏にかけては絶好のドライブシーズンだ。観光目的、リゾートライフのためのドライブはもちろん、ワーケーションのためにクルマで移動する機会も増えるというもの。ワーケーションでは車内でノートPCを使うこともあるはずだが、そこで気になるのがノートPCの充電。
ハイブリッドや電気自動車であれば、AC100V/1500Wコンセントを装着しているクルマもあり、車内でノートPCの充電が可能。しかし、AC100V/1500Wコンセントの付いていないガソリン車を含むクルマではそうはいかない。スマートフォンなら今やクルマの装備として欠かせないUSBから充電できるものの、ノートPCの充電は、クルマに装備されていることも多いUSBソケット(5V、最大で 10W相当)では出力的に無理な話なのである。
そこで紹介したいのが、国内外の自動車メーカーのドライブレコーダーからナビゲーションなどの電装機器、各種クルマ用アクセサリーを手掛ける自動車用総合アクセサリーメーカーのセイワから2023年4月に発売されるクルマ用のノートPC急速充電器、F344 DCパワープラグC+A PD65Wだ。
最大出力65Wの自動車用急速充電器で、大電力を供給できるUSB Power Delivery(PD)3.0規格に対応。USBタイプCで充電できるタブレット、スマートフォンはもちろん、ここが肝なのだが、PD 65W充電までのノートPCにも対応していること(USBタイプAポートは最大18W、USBタイプCポートは最大65W)。これまで出力65W級のノートPCの充電が可能なパワープラグはあってもサイズが大きく、発熱など品質的に問題がある等 車内で使いづらかったのだが、このF344 DCパワープラグC+A PD65Wはハイスペックながら、本体縦86mm、横36mm、厚み36mmのコンパクト化を実現。
安全性、堅牢性の高い高品質アルミボディを採用するほか、放熱・冷却効果に優れたベンチレーション機構が2か所にあるのも大きな特徴となる。さらに上部に7セグメントLEDディスプレーを搭載し、クルマのバッテリー電圧をモニターできるのも嬉しいポイントだ。※USB Aソケットも装備。
充電は走行中に!
使い方はF344 DCパワープラグC+A PD65WをクルマのDCアクセサリーソケットに差し込み、”パワーデリバリー(PD)対応のC-Cケーブル”でノートPCと接続するだけ。ただし、高出力のため、クルマを停止した状態のアクセサリーモードでの使用は、バッテリー上がりの心配があるのでNG。走行中にノートPCに充電するのが基本的な使い方、充電方法となる。
ちなみに、スマートフォンの場合、クルマに付いているUSBソケットからも充電ができるのだが、このPD対応のDCパワープラグを使うことで、短時間でもより多くの充電が可能となる。例えば、自宅から目的地への移動時間=クルマからの充電時間が10分、15分という短距離、短時間の場合に、とくに大きなメリットがある。