フードロス削減のアプローチ【2】透ける扉で食材を確認しやすい
冷蔵室の右側ドアにミラーガラスを採用。ドア下のセンサーをタッチすると、庫内のライトが点灯し、冷蔵室内が透けて見えるようになる。「透けて見える庫内をチェックしながら、残っている食材を利用した献立を考える……といった使い方ができます。ドアの開閉回数が減り、冷気を保てるので省エネにもつながります」(大河原さん)。ちなみに庫内ライトが消灯すると、中身が見えにくくなる。
ドア越しに食材を確認しながら在庫に合わせた献立を考えられる
ツインバード『中身が見える冷蔵庫 HR-EI35B』オープン価格(実勢価格約21万9210円)
容量354Lと大容量だが、本体の高さは165cm弱。庫内を隅々まで見渡しやすく、残った食材を見つけやすい。
フードロス削減のアプローチ【3】庫内の整理整頓をAIが提案
冷蔵室、野菜室、冷凍室、各部屋についた扉開閉センサーのデータを活用する「A.I.予報」機能を搭載。扉の平均開放時間の変化をもとに、AIが「以前よりも扉の開放時間が長くなる」と予測した場合「今後は食材が見つけにくくなる」状態だと判断。ユーザーに整理整頓を促す。「定期的に庫内を片づけることで、残っている食材を把握しやすくなり、フードロスを削減できます」(大河原さん)
「A.I.予報」によって庫内の整頓状況を把握できる
三菱電機『中だけひろびろ大容量 MZシリーズ MR-MZ60J』
オープン価格(実勢価格約48万4000円)
冷凍した肉、魚、野菜を解凍せずに調理し始められる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」や、約-3℃~0℃で食材を冷凍せずに長持ちさせる「氷点下ストッカーD A.I.」などを搭載。容量は602L。
掃除機の進化で掃除開始までのタイムロスがゼロに!
「在宅勤務の増加で、思い立った時に掃除できる、常にスタンバイ状態の掃除機が人気です」と語る大河原さん。中でも〝ほぼメンテナンスフリー〟を実現したのが、これら最先端の掃除機だ。
Anker『コードレス水拭き掃除機「MACH(マッハ)V1 Ultra」』11万9900円(予価)
吸引掃除と水拭きが同時に行なえるスティック掃除機。掃除後は自動でモップの洗浄や除菌、乾燥を行なう。110℃のスチーム掃除で床の除菌もしながら掃除できる。近日発売予定。
[タイムロスをなくす機能]
●水拭きモップの洗浄
●水拭きモップの除菌
●水拭きモップの乾燥
Roborock『ロボット掃除機「Roborock S7 MaxV Ultra」』オープン価格(実勢価格約21万7800円)
吸引と水拭きでの掃除を行ない、ドックに戻ると充電やモップの洗浄まで全自動だ。本体内のゴミもドックが収集するので、約2か月間は全自動で掃除を済ませられる。
[タイムロスをなくす機能]
●吸引したゴミの自動収集
●水拭きモップの洗浄
●水拭き用の給水
取材・文/河原塚英信
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2023年1月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
【参考】https://dime.jp/genre/1302567/
DIME4月号の特集は「最強のスタートアップ100」「家電の未来予報」
日本におけるスタートアップが変革期を迎えつつある。メルカリ、ビズリーチ、ラクスル、BASEなど、急成長を遂げたこれらの企業に続くのはどこか。投資を目的に、協業を念頭に、転職先探しに、各分野で注目される企業など最前線を紹介する。