ギャルマインド誕生の経緯&さらなる展望
バブリーさんが代表を務める「CGOドットコム」は2020年に始まった。そこからギャル式マインドも生まれたわけだが、それを広めようと思ったきっかけはなんだったのか?そこにはバブリーさんの生き様が大きく関与していた。
「私は山梨県甲府で生まれ、公務員一家で育ちました。中学時代には生徒会長、部活動ではキャプテンを務め成績はオール5という、いわゆる『優等生』。高校は地元の進学校に入学しましたが、登校初日に『東大に行きなさい』と担任の先生から言われ、そこで私は初めて自分の人生が決められていることに気がつきました」
「今振り返ると、他人の評価ばかりを気にして自己表現ができない人間になっていたのだと思います」
当時、バブリーさんは「自分が本当したいことは何なんだ?」と自分に問いかけ思い悩み、16歳の時に家出をしたという。そんな16歳の彼女を救ってくれたのが「ギャル」だった。
「家出先の大阪でギャルたちと出会い、彼女たちの直感で力強く生きる姿を見て、とても勇気づけられたんです。その後、私は高校を辞めてギャルになり、そこで初めて自分自身を好きになることができたんです」
すべてに失望し、家出をしたときに出会ったギャルの生き様、自身がギャルとして生きてきた経験から「ギャル式マインド」は生まれた。
そしてそれをもっと広めたい、さらには社会に変革を起こせるかもしれない。そんな思いから、ギャル式ブレストを中心とする「CGOドットコム」が生まれた。
(公式HPから引用)
すべては、バブリーさんの原体験をきっかけに誕生し、各企業に影響を与えている「CGOドットコム」。組織の展望、今後挑戦したいこととは?
「当初、ギャル式ブレストは社会のマジョリティに中指を立て続けることを正としていたプロジェクトでした。しかし、現場を数十回重ねて見えた景色はまさに『共創』」
「普段は関わることのないギャルと企業の方々が一緒になって、『〇〇ってアゲじゃない?』『〇〇ピー(あだ名)最高じゃん!』と楽しげにディスカッションする風景を幾度となく見てきて、分断や価値を否定し合うのは違うと思ったんです」
「どうしたら違いを面白がれるのか?社会に繋げていけるのか?それを、ギャル式ブレストという現象を通して、世の中の違いをもっとアゲに変換していきたいです」
取材協力
CGOドットコム
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文/太田ポーシャ