情報セキュリティ対策として企業が取り組むべきこととは
情報セキュリティ10大脅威2023を受け、企業では以下のような取り組みを行う必要があります。
1.セキュリティポリシーの策定と徹底的な浸透
組織では、情報セキュリティに対する意識を高めることが重要です。セキュリティポリシーの策定や情報セキュリティ教育の実施を通じて、組織全体で情報セキュリティに対する意識を高める必要があります。
2.セキュリティ対策の強化
ランサムウェアやサプライチェーン攻撃などの脅威に対しては、セキュリティ対策の強化が必要です。最新のデジタル技術を活用し、不正アクセスや情報漏えい、マルウェア感染などからデータを守るためのシステム構築が必要です。
3.アクセス制御の強化
標的型攻撃や内部不正による情報漏えいなどの脅威に対しては、アクセス制御の強化が必要です。不要なアクセス権限を削除したり、情報の取り扱いに関するルールを定めたりすることで、情報漏えいや不正アクセスを防止することができます。
4.バックアップの実施
ランサムウェアなどの攻撃によってデータが破壊された場合、バックアップからデータを復旧することが大切です。定期的なバックアップの実施と、バックアップデータの管理についても日々行っていく必要があります。
5.社員教育の実施
テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃やビジネスメール詐欺などの攻撃に対しては、社員教育の実施が重要です。定期的な情報セキュリティ教育や、不審なメールの見分け方などの啓蒙活動を行うことで、社員の意識向上を図ることができます。
まとめ
2023年においても、情報セキュリティの脅威は一層深刻化しています。ランサムウェアや標的型攻撃、ビジネスメール詐欺など、様々な攻撃手法が存在していることが分かりました。企業はこれらの脅威に対して、万全の対策を講じる必要があります。今回の記事を参考に、対策できるところから取り組んでいきましょう。
文/長谷川貴之