コロナ禍を契機に、ビジネスシーンにおいて急速に普及したオンラインツール。これまで対面で行っていた営業をオンライン化した企業も多いだろうが、中には、オンラインゆえの“ひずみ”を感じた営業職の人も少なくないのではないだろうか?
一般社団法人オンラインコミュニケーション協会はこのほど、Z世代(26歳以下)の営業職104名を対象に「オンライン営業の絶望」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
世代の52.9%が、オンライン営業において、不安や焦り・無気力感など絶望に近い感覚を持っている経験あり
「Q1.あなたはオンライン営業において、不安や焦り・無力感など絶望に近い感覚を持った経験はありますか。」 (n=104)と質問したところ、「非常にある」が10.6% 、「ややある」が42.3% という結果になった。
オンライン営業において、絶望に近い感覚を持った場面、「言いたいことが中々伝わらない」が60.0%で最多
Q1で「非常にある」「ややある」と回答した人に、「Q2.オンライン営業において、特にどのような時に絶望に近い感覚を持ちましたか。(複数回答)」 (n=55)と質問したところ、「言いたいことが中々伝わらない」が60.0%、「相手からのリアクションがない」が45.5%、「相手とのアイスブレークがうまくいかない」が38.2% という結果になった。
絶望に近い感覚をもった具体的なエピソード、「お客様との会話が途切れてしまい相手になかなか伝わらない」などの声
Q1で「非常にある」「ややある」と回答した人に、「Q3.オンライン営業において、絶望に近い感覚を持った具体的なエピソードについて、自由に教えてください。(自由回答)」 (n=55)と質問したところ、「お客様との会話が途切れてしまい相手になかなか伝わらない。」 や「喋るタイミングが重なったりして、自由に喋るのが難しい」 など41の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
・26歳:お客様との会話が途切れてしまい相手になかなか伝わらない。
・23歳:喋るタイミングが重なったりして、自由に喋るのが難しい。
・26歳:相手の顔が見えない状態で、こちらが話していることに反応がないとき。
・26歳:伝わったのか伝わっていないのかよくわからない。
・26歳:実際に見てもらわないとわからないものだと伝えにくい。
相手からのリアクションがない時の心境、7割以上から「不安」や「気まずい」の声
Q2で「相手からのリアクションがない」と回答した人に、「Q4.その時のあなたの心境として、どのようなものがありましたか。(複数回答)」(n=25) と質問したところ、「不安」が72.0%、「気まずい」が72.0%、「焦り」が40.0% という結果になった。
約4割が、相手に対して「ちょっと失礼だな」と感じた経験あり
「Q5.オンライン営業をする中で、相手に対して「ちょっと失礼だな」と感じた経験はありますか。」(n=104) と質問したところ、「非常にある」が7.7%、「ややある」が30.8% という結果になった。
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