今回は、大手コンビニが使用を推奨するアプリの特徴と、ポイント還元率などの紹介をしていきたい。いわゆる“ポイ活”も人気になっている昨今、1円でも節約をしたいという方はぜひ目を通していただければ。
セブン‐イレブンアプリ
セブンイレブンが提供するコンビニアプリがセブン‐イレブンアプリ。
コンビニとしてのセブンイレブンだけでなく、提携企業(Loftやイトーヨーカドーなど)でも利用できる点が特徴となっている。
各店舗での決済時にアプリの会員コードを提示することで、200円ごとに1セブンマイルを貯めることができる。
この200円=1ポイント制度はコンビニアプリだけでなく、カード会員制度を設けている商業施設などでも基本的に運用されているものなので、馴染みが深いレートである。
たまったセブンマイルは景品と交換できるほか、nanacoと交換することも可能。
1マイル=1円相当となるので、名称こそ「セブンマイル」ながら、ポイントを貯めて使うという認識で利用すればOK。
あわせて期間限定の商品割引クーポンなども利用可能。
レジでクーポンを利用すれば、その場で値引きが適用となる。
また、キャッシュレス決済の大手PayPayとも連携可能で、この場合は決済時にセブンマイルとPayPayポイントがそれぞれ加算される形となる。
本アプリはPayPayと組み合わせて使うことで、ポイ活がさらに捗る形に。
連携後はセブン‐イレブンアプリからPayPay払いを選択する形となるが、インターフェースが直感的で分かりやすいのも嬉しい。
ファミマのアプリ
ファミリーマートが提供している、ファミマのアプリである。
アプリ限定でのお得なキャンペーンが高頻度で更新されており、中には割引クーポンが手に入るものも少なくない。
アプリをダウンロードして会員登録をするだけで、手始めにファミリーマートのプライベートブランドのお茶が無料で手に入るクーポンが貰えるというのも初心者に優しい印象である。
ポイントの還元率に関しては前項と同じく、基本的にファミペイ払いを選択すれば200円ごとに1円のボーナスが進呈される。
溜まったボーナスはFamiPay残高として利用可能で、蓄積した分をさらにファミペイのチャージに活用可能となっている。
また、ファミマのアプリには、アプリ内でプレイできる期間限定のゲームが存在し、そのゲームによって期間限定のボーナスが付与される形となる。
キャンペーンによってゲームで得られるボーナスには違いがあり、そもそもなかなか当たらないものの、TポイントサイトやPayPayのキャンペーン感覚で遊ぶことも可能。
さらにエントリーすることで、レジで決済する際にFamiPayボーナスの付与が2倍になるキャンペーンが毎月開催されている。
付与については1,000円相当まで、といった具合に制限こそあるものの、ファミリーマートでまとまった額の決済をするなら、FamiPay払いをするのがもっともおトクとなる。
エントリーしなければ適用されないが、暇な時にファミマのアプリを立ち上げて隅々まで開催キャンペーンをチェックしておくと見逃しがなくて済む。
ローソンアプリ
大手コンビニが提供するキャッシュレス決済アプリのローソンアプリ。
他社と同じくクーポンは定期的に様々な種類が配布されるので、おおむね他のコンビニアプリと同じ感覚で利用可能。
このローソンアプリの特筆すべき点はポイント還元率となる。
クレジットカードの「ローソンPontaプラスカード」会員に入会することで、入会金・年会費は無料のまま、Pontaポイント還元率を基本1%適応で決済が可能となる。
さらに会員になることで、毎月10日・20日のローソンでの決済が、最大6%相当のPontaポイント付与を受けることができる。
日にちは限定されるものの、活用するとポイ活面で相当おトク。
ローソンアプリに「ローソンPontaプラス」を連携することで、基本的にコンビニアプリは200円ごとに1ポイントというレートで還元されるところを、大幅に得することが可能になるとおぼえておきたい。
ミニストップアプリ
イオンの連結子会社にあたるミニストップ。店舗数は2,000店前後と少ないながらも、こちらもコンビニアプリをリリースしている。
それがミニストップアプリ。
会員になることでクーポンの取得も可能で、活用すれば商品を値引き購入ができる。
また、期間限定のアプリイベントに参加することで商品の無料引換券が入手できたり、イオンの関連子会社であることにちなんで、WAON POINTの付与を受けることなども可能。
その他のポイ活と同じく、得られるポイント自体は一つずつこそ微々たるものながら、蓄積すれば大きな特典となる。
さらにミニストップアプリで提供されるイベントは、基本的に期間中であれば何度でも利用できる。
このため、対応の商品を購入することでポイントを集めるのに適したアプリと考えても良い。
ちなみに筆者はここのスイーツが特にお気に入り。
店舗数こそ少ないながらも、ぜひ読者の方々にも抹茶ラテソフトをオススメした!
ポイ活のプロの意見もぜひ知りたい!コンビニアプリの有用性とは?
と、ここまでは筆者が、言ってみれば誰でも調べれば書けるような、コンビニアプリのそれぞれの特徴をつらつらと挙げていったに過ぎないが、これだけでは説得力に欠けるように思えたので、餅は餅屋。
専門性の高い分野に教養をお持ちの方へのインタビューを行った。
今回お話を伺ったのは、ポイ活やクレジットカードの運用方法、電子マネーのトレンドやサブスクコンテンツの紹介などを精力的に配信している情報発信メディアの「おトクらし」編集部の、伊藤さん。
ここからは、いわばコンビニアプリの利用も含めた、包括的なポイ活情報のエキスパートにあたる伊藤さんのお話に目を通していただきたい。