DIME MAGAZINE
プーリアの恵まれた気候と土地の個性を反映した高品質なワイン！
専門誌でも高評価を獲得する家族経営の生産者！
5. パッソ・デル・カルディナーレ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア 2020（赤ワイン）
生産地：イタリア / プーリア
生産者：カンティーネ・パオロレオ
ぶどう品種:プリミティーヴォ100%
味わい:フルボディ
カンティーネ・パオロレオは、プーリア州に2つの拠点を置く家族経営の生産者です。20世紀の初頭に、パオロ・レオ（現在のオーナーと同じ名前）が自家畑のブドウでワイン造りを始めたことからワイナリーの歴史がスタートしました。パオロレオのワインは、イタリアのワインガイド、『ガンベロ ロッソ』において複数のアイテムが最高評価のトレ・ビッキエーリを獲得しています。
「ワイン造りで最も重要なことは、自分が100％良いと信じられるブドウをセラーに持って行くことだ」と、エノロゴを務めるニコラ・レオ氏は語っています。パッソ・デル・カルディナーレのプリミティーヴォに使われるブドウの収穫は、フレッシュさとアロマを保つため、気温の低い早朝に手摘みで行います。
カシスを思わせる黒系のベリーの豊かなアロマとココナッツやリコリスの要素が混ざりあい、たっぷりとしたボディでバランスが良くしなやかなタンニン、素晴らしい酸が全体を支えています。余韻にはスパイスを入れたジャムや野生のフルーツのニュアンスが漂います。
★ガンベロ・ロッソ2022トレビッキエーリ（最高賞）獲得
まみちゃんワインワンポイント講座
手摘みと機械摘み、何が違うの？
パッソ・デル・カルディナーレ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアは手摘みのワインです。時間がかかる上、人手が必要ですが、果実の状態を見ながら、大切に、丁寧に収穫されています。
これまでは「高いワインは手摘み、安いワインは機械収穫」と言われてきましたが、最近は機械の性能が高くなって、機械収穫の質も向上しています。GPS搭載の収穫機であれば、人間がぶどう畑に行かなくても収穫可能ですし、ぶどうの完熟度も適熟、つまりちょうどいい完熟のぶどうだけを収穫し、未熟のぶどうと過熟のぶどうは収穫しないようになりました。人間の30倍のスピードで収穫できるので、最適な時期に、いい状態のぶどうだけを、一気に収穫できるようになりました。
ただし、急斜面など機会が入れない畑もありますし、相変わらず馬と人だけ、機会は一切使わない、という伝統製法を守る生産者もいます。
パッソ・デル・カルディナーレ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアのように「手摘み」のワインには、それだけ生産者の愛情が込もっているので、舌と同時に心でも味わって頂ければ嬉しいです。
樹齢100年の古木とオペラが生みだすローヌワイン、カルメン！
ワインメーカーとオペラ歌手が生んだ奇跡
6. シャトー・ジュリエット コート・デュ・ローヌ カルメン 2019（赤ワイン）
生産地：フランス / コート・デュ・ローヌ
生産者：シャトー・ジュリエット
ぶどう品種:グルナッシュ シラー サンソー
味わい：フルボディ
シャトー・ジュリエットは、ローヌ渓谷で1世紀以上にわたって高品質の高級ワインを生産しています。5世代にわたるワインメーカーと3世代にわたるオペラ歌手によって生み出されたワインです。1936年、当主アレクサンドルの祖父エミール・オーディエが、マルセイユ音楽院（パリに次ぐフランスの代表的なオペラ劇場）で優勝したことから、3世代にわたるオペラ歌手としての歴史が始まりました。
オペラ「カルメン」の名を付けたこのワインは、樹齢100年以上の樹からとれたブドウを使用して造られています。カシス等赤系果実の香りに、甘草やペッパーなどスパイスのアロマ。優しいアタックだけれど深みを感じる味わいです。タンニンはしっかりとしていてシルキー、フレッシュさと程よい長さがあります。華やかなエチケット（フランス語でラベルのこと）も魅力的です。
以上がまみちゃんお薦めの厳選6本です。価格はお店によっても異なりますが、ワインデマミでは6本をセットで ￥15000(税込み・送料別)で販売しています。今月も美味しいワインで、世界中の人々が健康で笑顔で乾杯できますように！
Wine des Mami（ワインデマミ）代表取締役 植田真未
平成30年度 優良経営食料品小売店等表彰事業最優秀賞 農林水産大臣賞 受賞 (茨城県初、ワインショップとして日本唯一)
日本ソムリエ協会前茨城支部長、日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ、ワインインストラクター、利き酒師、マスター・オブ・チーズ、パーティーコーディネーター、インターナショナルバーテンダーの資格を取得。WebやFacebookなどでワインを楽しむイベントなどを随時開催中。
Wine des Mami（ワインデマミ）オフィシャルサイト
所在地： 〒310-0912 茨城県水戸市見川2丁目49−2
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文/植田真未・柿川鮎子
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