働く女性たちのうち、昨年末に冬のボーナスをもらえた人は何割程度いるのだろうか。また、支給された人のボーナスの使い道とは?
女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」はこのほど、女性592名を対象に「2022年冬のボーナス」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
約5割の人はボーナスの支給なし
女の転職type会員に2022年冬のボーナスについて尋ねたところ、「0(なし)」が49.2%と最多となった(就業中の人のみ。離職者除く)。雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見ても、「0(なし)」は35.9%で、約4割の人がボーナスの支給がなかった。
支給された人の平均金額は、「就業中の人すべて」は32.7万円で、「正社員・契約社員」は33.7万円だった。
Q1 2022年冬のボーナスはいくらだった?
ボーナスの満足度について尋ねたところ、「かなり不満足」39.1%が1位だった。不満足派54.5%に対して、「かなり満足」と「やや満足」を選んだ満足派は18.1%という結果になり、約3倍の開きがある。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見てみると、満足派23.3%、不満足派61.1%だった。「就業中の人すべて」の満足派より5.2%高いものの、不満足派も5.6%高くなっている。
Q2 2022年冬のボーナスの満足度は?
2021年の冬のボーナス、平均金額は32.3万円
2021年の冬のボーナスについても尋ねたところ、「0(なし)」46.9%が最多で、2022年は49.2%のため微増している。支給された人の平均金額は32.3万円で、2022年の32.7万円とほぼ変わらなかった。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけを見ても、「0(なし)」の割合は2021年35.1%から2022年35.9%とほぼ変わらない。支給された人の平均金額についても、2021年33.6万円から2022年33.7万円と変わらなかった。
Q3 2021年冬のボーナスはいくらだった?
金額差があった人にその要因を尋ねると、最も多かったのは「会社の業績」(29.4%)だった。「その他」「わからない」の回答を除くと、2位は「転職」(15.8%)、次いで「自分の評価」(12.6%)という結果となった。その他のコメントとしては、「育休明けで満額入らなかった」「コロナで受注が減った」などがあった。
Q4 2022年冬と2021年冬のボーナスの「金額差」は何が要因?
使い道は、1位「貯金」、2位「生活費に充当」
理想の冬のボーナスについて尋ねると、「50~99万円」が45.6%と最も多い結果となった。平均金額は56.2万円で、実際に2022年冬に支給された人の平均32.7万円と比較すると約24万円のギャップがあった。
Q5 理想の冬のボーナスは?
冬のボーナスの使い道について尋ねたところ、1位と2位は2021年も2022年も変わらず、「貯金」「生活費に充当」でした。「貯金」は2021年より5.8%増加している。3位は2021年は「ファッション・美容」に対し、2022年は「旅行・レジャー」がランクイン。ポイントも6%増加しており、新型コロナウイルスによる行動制限がなくなった影響が見て取れる。
Q6 冬のボーナスは何に使う(使った)?
<調査概要>
・調査期間:2022年12月14日~12月25日
・有効回答数:592名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート
出典元:女の転職type
構成/こじへい