首都圏の住みたい街ランキングTOP3、3位大宮、2位吉祥寺、1位は？

最も得点がジャンプアップしたのは？

昨年と比べて最も得点がジャンプアップしたのは「新宿」で、661点から789点と128点上昇した。また、6位の「舞浜」、9位の「鎌倉」など、近郊観光地の駅がTOP10入りしているのも特徴的だ。7位の「所沢」は駅周辺の再開発、ところざわサクラタウン、西武園ゆうえんちのリニューアルで話題になった駅だ。

「新宿」はシングル男性の得票が昨年からさらに伸び、得票全体の約45%を占めていた。経年で見ると、2020年まで伸びていた得点を2021年・2022年に落とし、今年戻ったという結果に。

コロナ禍での行動制限が徐々に解除され、バスタ新宿や新宿駅の利用者が増え、東京の玄関口としての機能が復調。

また南口・新南口周辺、西新宿エリアに雰囲気のいい店の出店が相次ぎ、魅力の幅が広がっていることが、得点がジャンプアップした街1位に輝いた要因であると考えられる。

「大宮」が20代・30代ランキングで初の2位に

次に年代別ランキングを紹介していく。

20代では「大宮」が初の2位となった。20位以内においては、「有楽町」が13位、「鎌倉」が17位、「流山おおたかの森」が19位で過去最高位をマークした。

30代でも、20代同様に「大宮」が初の2位に。10位以内においては「東京」が6位、「浦和」が7位で過去最高位となった。

「大宮」が20代・30代から人気を集める要因としては、駅ナカ、駅周辺の商業テナントの充実に加え、大宮氷川参道などに若年層に人気のカフェや飲食店が増加していることが挙げられる。

街の魅力TOP10を見ると「大規模商業施設」 「街に賑わい」「文化・娯楽施設が充実」「電車・バス移動が便利」が上位を占めており、遊ぶ・学ぶ・買い物するという要素と交通の利便性が魅力であるとわかる。

住みたい街総合ランキング上位の駅の中でも家賃が安く、築10年以内に絞るとその差は顕著になる。家賃の安さも大宮の魅力の一つと考えられる。

出典元：株式会社リクルート

構成／こじへい