最大の魅力は最長14日間持続するバッテリー性能
スマートウォッチ製品の多くは、多機能の代わりに、バッテリー性能があまり良くない製品もあります。Apple Watch Series 8の場合は、通常使用で約18時間、Google Pixel Watchは最大24時間となっており、基本的には毎日の充電が必須と考えられます。
一方、スマートバンドは機能を絞る代わりにバッテリー持ちが良い製品が多いのが特徴。OPPO Band 2は、最長14日間の連続使用が可能。中程度の使用で最長10日間、重度の使用で最長5日間のバッテリー性能となっています。
筆者の場合、通知オン、血中酸素レベルの定期追跡オン、レム睡眠のトラッキングをオンにした状態で充電100%から4日間連続で使用し、現在のバッテリー残量が44%。単純計算で7日~8日程度使用できることになります。
スマートバンドを毎日充電する習慣ができている人にとっては、バッテリーは1日持てば良いと感じるかもしれませんが、出張や旅行の際に充電器を持っていく必要がないのは魅力。また、健康管理ができる製品として、睡眠時のデータを収集する機能も搭載されているため、寝ている間に電池が切れている心配がほぼないのは、大きなアドバンテージといえるでしょう。
充電には専用のコネクタが必要なので、こまめな充電が必要なくなるバッテリー性能は大きなアドバンテージ
運動をほぼしない人でもスマートバンドの健康管理機能は魅力
スマートバンドはワークアウトの記録を取るのにも便利と紹介しましたが、中には普段ほとんど運動をしないという人もいるはず。筆者も重度のインドア派なので、運動はほとんどしませんが、健康管理機能が豊富に搭載されているため、やっぱりスマートバンドがあると便利だなと思うシーンがたびたびあります。
代表的な健康管理機能としては、24時間の心拍数モニタリングや、定期的な血中酸素レベルの追跡が可能。中でも個人的に便利に感じているのが、多彩な就寝サポートで、事前に就寝時間を設定しておけば、就寝前の通知、睡眠中のデータ収集、起床後の睡眠分析レポートの表示といった機能が利用できます。布団に入った時間=就寝時間ではないので、実際にどれくらい寝たのか、睡眠中の体の状態はどうだったのかを毎日確認できるのは、便利に感じています。
運動はほとんどしないと書きましたが、OPPO Band 2はちょっとした散歩などのデータも自動的に収集してくれるため、「どれくらい歩いたか」といった情報が簡単に確認できます。筆者の場合は日々の運動不足を目の当たりにすることになるので、少し後ろめたい気持ちにもなりますが、生活習慣の改善に役立てられる機能といえます。
また、作業中もOPPO Band 2を着用しているメリットとして、長時間座りっぱなしの状態だと、「体を動かしましょう」という通知が届きます。テレワーク中に集中していると、つい体を動かすのを忘れてしまいがちという人には便利でしょう。
1万円弱で買えるスマートバンド「OPPO Band 2」! 正直これで十分?
1万円弱で購入できるスマートバンドの最新モデルとしてOPPO Band 2を実際に試しながら紹介してきましたが、視認性の高いディスプレイや着け心地の良い本体デザイン、長時間持続するバッテリー性能など、魅力的なポイントが多く搭載されています。
冒頭でも触れた通り、スマートウォッチの場合は独自にアプリをインストールすることで、マップやレコーダーといった機能が利用できるモデルもありますが、通知を管理しながら健康管理をするデバイスとしては、これで十分というのが正直な感想。バッテリー性能や装着感など、スマートバンドならではアドバンテージも多く、iPhone、Androidスマートフォンのどちらとも接続可能なので、スマートバンド初心者だけでなく、これまでスマートウォッチを使ってきたという人にもおすすめできる製品です。
取材・文/佐藤文彦