中部圏版「借りて住みたい街」ランキング、コスパの良さから名古屋市以外の“衛生都市”に人気集まる
「岐阜」が5年連続で圧倒的な支持を集め1位を堅持し、2位および3位も3年連続して「豊橋」と「岡崎」が順位を維持した。ベスト3はここ数年名古屋市以外の“衛星都市”が独占し続けている。
1位の「岐阜」は「名古屋」まで快速20分でアクセス可能で、名古屋市内よりも物価や賃料が安価でありコストパフォーマンスが良く、生活利便施設や飲食店などがコンパクトに集積しており、生活するための諸条件がバランスよく整っていることも支持される理由といえる。
2位の「豊橋」および3位の「岡崎」、また同じ西三河エリアで「豊田市」が7位と健闘しており、専らコストパフォーマンスの良さから同エリアへの注目度が全般的に高まっていることがわかる。
中部圏の特徴として、首都圏および近畿圏と比べると圏域がコンパクトに構成されており、“職住近接”が実現しやすいという利点がある。
したがって、コロナ禍でも移動に時間や乗り換えなどの負荷がかかりにくく、敢えて中部圏の郊外方面に転居するという動機には基本的には繋がりにくいものと考えられる。
それでも賃貸ユーザーの多くが「岐阜」「豊橋」「岡崎」を支持するのは、専ら生活コストと移動時間とのトレードオフによるものだろう。
調査概要
期間:2022年1月1日 ~ 2022年12月31日
対象:LIFULL HOME’Sユーザー
集計: LIFULL HOME’Sに掲載された 賃貸物件・購入物件のうち、実際の問合せ数を駅別に集計
分析:LIFULL HOME’S 総研
関連情報:https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/chubu/
構成/Ara