■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
少しずつ春めいた気配も伺える今日この頃であるが、それでも全国的に見ればまだ寒い日が続いている。
夜、寝る際に布団が温かかったらどれだけ気持ちよく寝られるだろうかと思うが、そんな時に活躍するのが布団乾燥機である。
ただ、布団乾燥機だけを購入しようと思うと、それだけで家電が1つ増えてしまうことになるのでスペースの観点から二の足を踏む人もいるかしれない。
そんな人にお薦めしたいのが今回紹介する『ドライヒート FC-T2149』である。
この製品、布団乾燥機でありながらセラミックヒーターとして使用することができ、それ以外にも幾つかの機能を併せ持つ製品になっている。
ヒーターの購入を考えている人であれば、この製品を選択することでもれなく布団乾燥機も付いてくることになるので、是非検討してみてはいかがだろうか?
『ドライヒート FC-T2149』とは?
『ドライヒート FC-T2149』は日本の企業である「スリーアップ株式会社」が販売する製品である。
2021年9月発売の製品であり、「布団乾燥機と1000Wセラミックヒーターを1台で実現」と謳っている。
後継機となる製品が発売されているためか公式HPにも製品情報が掲載されなくなっており、市場の在庫を以て販売終了になるものと思われる。
『ドライヒート FC-T2149』の特徴
◆コロンと丸い可愛いデザインで場所をとらないコンパクト設計
『ドライヒート FC-T2149』のカラーバリエーションはホワイト1種類のみで、デザインはこのように丸いデザインをしている。公式サイズは幅20㎝×高さ27㎝×奥行き14.5㎝、重量は2.7㎏となっている。
ヒーターの大きさとしては心許ない感もあるが、逆に足元に邪魔にならずに収まるサイズ感とも言える。
使用しない時もクローゼットの中にそのまましまっても邪魔にならないサイズとなっており、個人的には使いやすいサイズだと感じている。
デザインも非常にシンプルなので、説明書がなくてもすぐ使用を始めることができる(もちろん読むに越したことはないが)。
操作に必要なボタンがご覧のように1か所に集まっており、上段の「OFF」ボタン、「時間選択」ボタン以外は使用する機能をONにするボタンなので、ほとんど直感的に使用することができる。
デザインに関して残念な点を挙げると、コンセントケーブル(1.8m)が巻き取り式ではないので使用しない時のケーブルの扱いが若干煩わしく感じた。
せっかく本体はコンパクトなのだが、ケーブルが纏まりなく床に延びてしまう光景は少し残念である。また、取っ手の類が一切ないデザインになっているので、部屋間でこの製品を移動させる際は少し大変な印象を受けた。