新制度により一定割合がNISAへの移行や新規利用に前向きか
新制度では成長投資枠(現一般NISA)とつみたて枠(現つみたてNISA)の併用が可能となる。「どのように対応しますか」と質問したところ、「併用する」との回答が13%、「成長投資枠(現一般NISA)のみ利用」が6%、「つみたて枠(現つみたてNISA)のみ利用」は4%との結果となった。最も回答が多かったのは「NISAを利用しない」で45%、「未定」が32%で続いた。
最初の設問で現在、NISAを利用していないとの回答が75%だったが、ここで明確に「NISAを利用しない」と回答したのが45%であることを踏まえると、新制度により一定の割合が投資資金のNISAへの移行や、これから投資を始める人が同時にNISAを新規利用することに前向きな姿勢を示していると言えるかもしれない。
投資額を「増やす」との回答は15%
新しいNISA制度では年間投資額の上限が成長枠は240万円、つみたて枠は120万円、併用の場合は360万円に増えるが、「NISAへの投資額をこれまでよりも増やしますか」と尋ねたところ、「増やす」との回答が15%、「増やさない」が4%、「わからない」が37%となった。最も多かったのは44%の「NISAは利用しない」だった。
投資額をどの程度増やすかは「決めていない」が最多
NISAへの投資額を「増やす」と回答した152人に投資額を年間でどの程度増やすのかを質問した。最も多かったのは「決めていない」で22%。以下「10万円~20万円未満」(15%)、「100万円~200万円未満」(13%)、「20万円~30万円未満」(12%)が続いた。「10万円未満」から「300万円以上」の選択肢のうち、全体としては回答に大きな偏りは見られなかった。
<調査概要>
調査期間:2023年1月11日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:30歳~59歳の男女
サンプル数:1,000人
調査会社:アイブリッジ株式会社
出典元:株式会社バイアンドホールド
構成/こじへい