国が資産所得倍増計画を打ち出し、その一環として2024年からNISAの恒久化と非課税枠の拡大が実現することになった。この新しいNISA制度について、どれくらいの人が認知し、また、どのような対応を考えている人が多いのだろうか?
バイアンドホールドはこのほど、30~50代の男女1,000人を対象に「新しいNISA制度に関するアンケート調査」を実施。回答結果にデータ分析を添えて発表した。
NISAを「利用している」のは25%
まず、「現在、NISA(一般NISA、つみたてNISA)を利用していますか」と質問したところ、「利用している」との回答は25%で、「利用していない」との回答が75%となった。
税制面で有利な制度にもかかわらず、あまり利用されていていない傾向が明らかにになった。
5割近くが新制度を「知っている」
次に国の資産所得倍増計画の一環として2024年からNISAの恒久化と非課税枠の拡大が実施されることについて知っているかを尋ねたところ、「知っている」との回答が44%、「知らない」との回答が56%となった。
新制度の導入については昨年の11月ごろから急に話題に上ってきた。すでに5割近くが新制度を「知っている」と回答したということは、思った以上に早く新制度の認知が進んでいると言えるかもしれない。