訳あり不動産の買取再販業を展開する不動産会社、AlbaLinkはビジネスパーソン507人を対象に「ホワイト企業だと思う職場の特徴に関する意識調査」を実施。回答結果をカウントダウン形式で発表した。
61.9%が「自分の会社をホワイト企業だと思う」
現在仕事をしている507人に「自分の会社をホワイト企業だと思いますか」と聞いたところ、「思う」「まあ思う」が合わせて61.9%となった。
この結果から「自分はホワイト企業で働いている」「今の職場はそこそこ働きやすい」と感じている人が多いことがわかる。
働き方改革などで、労働環境・職場環境の改善に取り組んでいる企業が多いようだ。
<自分の会社をホワイト企業だと思う人の理由>
・労働者の不満を聞き入れて改善してくれるからです(22歳 女性)
・とても雰囲気が良く、上司がいつも「早く帰って子どもの顔を見たいから、定時であがれるように頑張ろう」と叫んでいます。また男性職員でも育休を取得している方がいます(37歳 男性)
・残業が少なく、ワークライフバランスが取れていると感じるため(40歳 男性)
・有給休暇はもちろん、育休や産休もとりやすい。時短勤務や在宅勤務も積極的に取り入れてくれるから(46歳 女性)
<自分の会社をホワイト企業だと思わない人の理由>
・携帯電話の支給がなく、個人用スマホの使用を強制される。また退職者が多くて社員の平均年齢が低いため、未熟なまま重要な役職を任されてしまう(26歳 男性)
・給料が安いのと、有給消化率も低いので(35歳 女性)
・仕事があれば土日関係なく仕事になり、早朝出勤や残業をしても手当が出ません。土日の仕事が「当たり前」のような感じで、仕事と私生活の区別がまったくありません(41歳 男性)
・休みが少なく、勤務時間が長い(47歳 男性)
ホワイト企業だと思う職場の特徴1位は「休みが多い・休みやすい」
「ホワイト企業だと思う職場の特徴」を聞いたところ、1位は「休みが多い・休みやすい(137人)」となった。
以下、2位「残業なし・少なめ(120人)」、3位「残業代がきちんと支払われる(100人)」、4位「福利厚生が充実している(83人)」、5位「満足できる給与がもらえる(80人)」と続く。
「休みやすさ」「残業の少なさ」など、「オンオフのつけやすさ」を挙げた人、また「残業代がちゃんと出る」「満足できる給料」など、金銭面の満足度を挙げた人も多かった。
<1位 休みが多い・休みやすい>
・年間休日数が多い(28歳 男性)
・有給休暇消化率100%(35歳 男性)
・週休二日制で、お盆休みや正月休みなどの休みがキッチリとれるところ(50歳 女性)
<2位 残業なし・少なめ>
・過度な残業や休日出勤がない(23歳 男性)
・ほぼ定時で帰れるところ。「締め日だから」と時間ギリギリまで職場にいるよう強要しないところ(36歳 女性)
・普段は定時で帰れること。忙しいときもたまにはあってもよいが、最長1カ月まで(48歳 男性)
<3位 残業代がきちんと支払われる>
・残業代が全額出る(23歳 女性)
・残業代が1分単位で支払われる(35歳 男性)
・サービス残業がなく、しっかりと労働の対価を支払える会社(45歳 男性)
今回の調査まとめ
ホワイト企業の特徴としては「休みが多い」「残業が少ない」などが寄せられた。
単に「働きやすい労働環境を実現する制度」があるだけではなく、実際に制度を利用できる雰囲気・声掛けがあることを重視する人も多くなっているようだ。
求人票では「有給休暇・特別休暇があります」「年間休日が多いです」と謳いながら、実際には休みをとれる雰囲気ではない「ブラック企業」も多いとも言われている。
求人票だけで「ホワイト企業か」を判断するのは難しいので、転職・就職活動時には、口コミや転職エージェントからの情報を参考にするのがいいだろう。
調査概要
調査対象:現在仕事をしている方
調査期間:2022年12月27日~2023年1月6日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:507人(男性255人/女性252人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 19.5%/30代 35.7%/40代 30.6%/50代 12.0%/60代以上 2.0%
構成/清水眞希