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いつか行ってみたい!「千と千尋の神隠し」の名場面のような絶景が広がるカリフォルニア州タホ湖の魅力

2023.02.21

スキーやスノーボード、雪遊びのあとは温泉でゆったり

レイクタホ周辺には温泉もいくつかあり、日本人としては見逃せない。スキー・スノボと温泉という雪国の鉄板コンビネーションが、アメリカ旅でも実現するのだ。ここでは冬季にオープンし、子連れでもOKな2カ所を紹介しよう。

まずは、ネバダ側にあるカルソン・ホットスプリングス(Carson Hot Springs)。1849年から先住民に親しまれていたと伝わる温泉場で、1880年にリゾートとして開発された歴史を持つ。

水着着用で入るノンケミカル、加水なしの屋外プールには、地下から汲み上げられた9種類以上のミネラルを含む良質な天然温泉水が使われている。少しぬるめの湯加減もちょうどいい。

外気浴にぴったりの広めのパティオが設けられ、ジャクジーやサウナもある。2020年以降の拡張により、新しいプールも追加されたばかりだ。

空きがあれば、貸し切りの内風呂も別途利用できる。タオルを持参して訪れよう。簡素で庶民的な造りの日帰り温泉施設は予約不要で、このご時世に15ドル(約2,000円)と手頃な価格設定なのがありがたい。

もうひとつは、打って変わってスピリチュアルな趣のシエラ・ホットスプリングス・リゾート&リトリート・センター(Sierra Hot Springs Resort & Retreat Center)だ。

カリフォルニアらしいニューエイジやヒッピーの文化が感じられる貴重なスポットだが、そういう雰囲気を受け入れられる人にのみおすすめする。

レイクタホから北西に車で約1時間の森の中にポツンとたたずむ会員制温泉宿は、まさに隠れ家と呼ぶにふさわしい。観光客でもその場で1カ月会員費の5ドルを払って利用可能。ただし現在は予約制で、日帰り利用では30ドル(約4,000円)となっている。

冬季は、受付のある建物から林道を10分ほど歩いた先にある屋外プールと内風呂にアクセスできる。男女共用で、水着の着用はオプションのヌーディスト仕様。少し熱めの内風呂は瞑想の場ともなっており、静寂そのものだ。

独特なドーム型の木造建築は非日常感たっぷりで、ステンドグラスから優しい光が降り注ぐ中、疲れた心と身体を癒やせる。

そして、ぬるめの屋外プールは展望の素晴らしい開放的な空間にあり、心ゆくまで露天風呂気分に浸れる。タオルは持参のこと。脱衣所やシャワー、サウナ、食事処も完備する。

タホは、もともと先住民の言葉で、「湖の端」を意味する。ここら一帯で数千年前から暮らしていたワショー族の人々は、この湖を癒やしの力を持つ聖なる水として崇めた。先住民たちにとって今も変わらぬパワースポットである。

夏はハイキングや湖水浴、カヤックなどのウォーター・アクテビティー、秋は紅葉クルーズと、一年中楽しみが広がるレイクタホへ、機会を作って出掛けてみて欲しい。

近年は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」名場面のモデルとなったロケーションとうわさされ、シュガー・パイン・ポイント州立公園(Ed Z’berg Sugar Pine Point State Park)がファンから注目を集めている。

カルソン・ホットスプリングスには、サウス・レイクタホから北東に車で約1時間走ると到着。地元民が通うスーパー銭湯のような気軽さがあり、観光の合間にリラックスできるはず。

カルソン・ホットスプリングスの湯で温まったら、併設するレストランやブリュワリーへ。冷えた絶品クラフトビールでクールダウン!

レイクタホから北東に約1時間の都市、リノ(Reno)観光もあわせて満喫しよう。愛称は「世界最大の小都市」。特にカジノに目がないギャンブラーは必訪だ。

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文・写真/ハントシンガー典子

アメリカ・シアトル在住。エディター歴20年以上。現地の日系タウン誌編集長職に10年以上。日米のメディアでライフスタイル、トレンド、アート、グルメ、カルチャー、旅、観光、歴史、バイリンガル育児、インタビュー、コミック/イラストエッセイなど、多数の記事を執筆・寄稿する傍ら、米企業ウェブサイトを中心に翻訳・コピーライティング業にも従事。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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