タイの観光名物の一つである三輪タクシーのトゥクトゥク。この国に来たら乗ってみたい!という方も多いのではないでしょうか?
しかしメーターがないため過剰な料金を請求される確率が多く、その上、車体の老朽化から排気ガスを大量噴出する車体が存在するのもまた事実。
ところが今、そのトゥクトゥクが「EV化(電動化)」され、「配車アプリで明朗会計化」され、首都バンコクの街中の「最新観光名物」になりつつあります!
世界的流れの電気自動車化!
新しく登場しているトゥクトゥクは電気自動車化版。そのトップメーカーがUMT社です。政府が将来的に電気自動車の先進国にするという政策を掲げていることから、資金援助を受けて2016年に設立。EVトゥクトゥクの開発を進め、翌年、Muv Nex1を完成させます。
同時に公道の走行許可も獲得。単にトゥクトゥクをEV化させるだけではなく、電気式エンジン変更により乗車スペースを広げ、乗客席が2人分から4人に増え、また足もとの空間も余裕があります。また車体の動きもスムースになりました。
このEV化したトゥクトゥクは従来のもの同様公道をタクシーのように走るだけでなく、大型商業施設やゴルフ場などでの客の輸送にも使用されるなどして、コロナ禍で一時期落ち込んだものの、快調な売れ行きをしています。