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アプリ連携、明朗会計で好評!タイの名物三輪タクシー「トゥクトゥク」にも電動化の波

2023.02.24

配車アプリでライドシェア! 「ぼったくり被害」もゼロに

アプリはタイ語と英語対応。

「排気ガス」同様に従来型のトゥクトゥクの大きな問題なのが「ぼったくり被害」。外国人観光客と見て法外な料金を請求するというケースが後を絶ちません。

ガソリン燃料を使う一般的なトゥクトゥク。

先日、日本から私の知人たちがバンコクに遊びに来てトゥクトゥクを利用した際もぼったくり価格でした。彼らは市内中心部のトンロー通りからラチャダムリ通りの約10キロを移動しようとしていました。

「OK、500バーツ(約1,950円)だね」とトゥクトゥク運転手が英語で即答。「高いよ」と知人たちが言うと、いやタイ人でも同じだと主張。もちろん嘘です。

結局、400バーツ(約1,560円)まで値は下がりましたが、タクシーを使えばその3~4分の1ぐらいの料金で済んだでしょう。

そんな「ぼったくり横行」の中、EV版トゥクトゥクの最大手のUMT社は2018年から『MuvMi』というシェアライド配車サービスをスタートさせています。

専用アプリをダウンロードし登録、現在地と目的地を入力すると、料金が表示され、一番近くを走っている同社のEVトゥクトゥクがやって来ます。

目的地に到着したら、支払い機にスマホを近づけて全て完了。トゥクトゥクの問題点だった料金交渉の手間はなく、当然、ぼったくりもありません。

そしてシェアライドなため、料金も割安で距離や道路状況により変動し10バーツ(約39円)から。ちなみに他の公共交通機関のタクシーの初乗りは35バーツ(約136円)、BTS(高架鉄道)は17バーツ(約66円)です。

バスでは不可能な「小道」も入るルート設定も好評

現在、『MuvMi』はバンコク市内で12のルートを持ち、乗降ポイントも2,000以上あります。ビジネスパーソンから学生、ファミリーまで多くに人気ですが、そこには料金以外のまた別な理由があります。

タイの道路はタノン(大通り)とソイ(小道)の2種類、木の幹的な前者に枝的な後者が合流する形になっています。BTSやMRT(地下鉄)の駅はタノン沿いにあり、そこまでの移動手段がなかったのです。

バイクの後部に常客を乗せソイを走る“バイクタクシー”がありますが危険この上ありません(ほとんどの日系企業で駐在社員に使用を禁じています)。

「私たち女性はバイクタクシーに乗る際、スカートをはいていてまたがれませんから横向きに乗る形になります。バイクから投げ出される可能性が高くなりヒヤヒヤしていたので、『MuvMi』が始まって良かったです」とOLをする現地女性は言います。

そんな中、ソイの途中の乗降ポイントから目的地へ迎える『MuvMi』は画期的だったのです。

電気化で二酸化炭素の排出削減に寄与。

『MuvMi』は現在350台以上のEVトゥクトゥクを所有し2022年末までに900トン以上の二酸化炭素の排出削減に貢献しているそうです。

しかし、問題点もないわけではありません。順調に走行しているときは風を受けて気持ち良いのですが、バンコク名物の渋滞にぶつかるとオープンエアであるためにタイの暑さが直撃。再び動き出すのを待つしかありません……。このあたりは従来型も含めてトゥクトゥクの宿命です。

トゥクトゥクのルーツは日本!

実はトゥクトゥクのルーツは日本にあります。昭和30~40年代にダイハツ工業が生産販売していたミゼット、映画『三丁目の夕日』の中で颯爽を町の中を走っていたアレです。このミゼットがタイへ輸出され、それを見た現地の人々を現地で改良生産し始めます。

後部座席のスペースが広いことから、大家族がギュウギュウ詰めになっても、朝市で山ほど買った野菜などの食材も大丈夫!まさしく昭和30年代と同じ経済発展が続いていたタイで大活躍していました。

その後、タクシーに現地客のシェアを奪われ、外国人観光客に人気だったことから多くの運転手たちはターゲットをそちらにシフトし現在に至ります。

ちなみにトゥクトゥクは日本でも販売されていて、ナンバープレートを付ければ公道の走行もOKです。次回、バンコクに来る際はEVトゥクトゥクに乗車してみてはいかがでしょうか?昭和に思いを馳せながら、バンコクの新しい風を感じてみてください!

MuvMiホームページ

梅本昌男(フリーライター)。タイや東南アジア諸国の記事をJAL機内誌などの媒体に書く。単行本『タイとビジネスをするための鉄則55(アルク)』。NHKラジオへの出演や写真ACのモデルの仕事なども行っている。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員

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