実は今、お香の世界が凄いらしい。
花や果皮などから香り成分を液体として抽出しているアロマも人気だが、香木などの粉末を使うお香は長く香りを楽しめるアイテムとして人気だという。
その筆頭と言えるのが、大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に企画・デザインされた、梅栄堂の「限定版 徳川家康のお香」。
昨年12月の発売以来、大河ドラマファンや主演・松本潤さんのファンから注目され大ヒット!予想以上の売れ行きとなっている。
もはや「どうするお香?」状態。こんなに流行っているなら一度体験してみたいし、お香の世界も覗いてみたい!味気ないマイルームをお気に入りの香りで彩ることができたら、色褪せた毎日の気分も上げてくれるはず。
そこで今回、お香の老舗「梅栄堂」に人気のお香を紹介いただきつつ、おすすめの使い方やその魅力を伺った。今こそ使いたい話題のお香が、ここにある!
大人気の「限定版 徳川家康のお香」とは?お香の素晴らしさを老舗に問う
創業以来、門外不出の秘法を守り続け、真の香りを令和の世に伝える梅栄堂。「限定版 徳川家康のお香」はもともと2018年12月発売の「徳川家康のお香」の内容量と価格をそのままに限定パッケージで発売したという。
でも、家康のお香って、一体ナニ?生まれた経緯から聞いた。
「きっかけは5年前、大阪城天守閣ミュージアムショップの担当者さんに『大阪城に関連したお香を企画して大阪城でも販売しませんか』と提案されたことでした」
「その時、『豊臣秀吉のお香』と『大阪城のお香』を発売。するとSNSなどで『秀吉があるなら家康と信長のお香も企画して欲しい』とのコメントが増えたため『武将シリーズ』としてラインナップすることになりました」(梅栄堂 中田さん)
当時は、武将が愛用していた香木・沈香の香りを時空を超えて現代でも楽しんでもらうことをコンセプトに開発したという。
そして2021年、大河ドラマ「どうする家康」の主演・徳川家康役が嵐の松本潤さんに決まったことが発表されてから、通常版の「徳川家康のお香」が話題に。
「そこで、ライセンス契約をして『どうする家康』のロゴを使った限定版を発売することになりました。松本潤さんの嵐でのメンバーカラー・紫色を限定版パッケージにあしらったことがここまで注目を集めるきっかけになったんですが、これだけ注目されるとは想像もしていませんでした」
そんな「限定版徳川家康のお香」の売れ行きはとんでもないことになっているとか。
「おかげさまで当初予定してた数量の10倍以上は売れております。大河ドラマの放送が年末までですので、売れ行きを見ながら限定版の生産量を調整していく予定です」
ちなみに限定版は通常版とパッケージデザインが違う特別バージョン。中身は通常版と全く同じで、限定版販売終了後は通常版「徳川家康のお香」として販売再開するとのこと。