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フル装備から自分にちょうどいいカスタムへ、キャンピングカーの新時代到来を予感させる注目の5モデル

2023.02.12

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

2023年2月3〜6日、千葉・幕張メッセで「ジャパンキャンピングカーショー2023」が開催された。

これまでは4ホールでの開催だったが、今年は5ホール、300台以上のキャンピングカーが勢揃いする歴代最大規模のイベントとなった。

2023年のキャンピングカーシーンを印象づけるのは、なんといってもキャンピングカーアワードを受賞したNEWS 小山慶一郎さんが1年間使用する「BAREIA」(トイファクトリー製作)だろう。

ギア好きの小山さんが「冬キャンプが快適になるに違いない」とキャンピングカーを選び始めていた時に受賞が決まったそう。

キャンピングカーアワードの副賞として「BAREIA」を使用できると聞いた小山さんは、自ら岐阜の本社に足を運び、断熱性などトイファクトリーの技術力とこだわりを教えてもらったという。その上でどこまで作り込めるか相談を重ね、できあがったのが会場に展示されていた”小山モデル”。

マットなカーキをまとった「BAREIA」の周囲にずらり並ぶのは愛用のキャンプギア。世界観にピッタリマッチしている。

小山さんにとってキャンピングカー=テントで、こだわり装備は広いベッドとたっぷりの収納スペース。キッチンは重要視していないが、いっぽうで後部にはサーフィンで重宝するシャワーを備えている。

授賞式では「プライベートなキャンプはもちろん、いろいろな番組でこのクルマを紹介したいと思っています」と語っていたので、今後、メディアを通して「BAREIA」の使用感を聞くことができそう。

今回、小山さんの「BAREIA」のように、全部盛りではないけれど使いやすくて個性的なキャンピングカーを探してみた。

ハイラックスベースのスポーティなキャンピングカー

ダイレクトカーズ「ハイラックスBR75-Z」
1098万円〜/展示車両1273万6000円
5人乗車/4人〜就寝

ダイレクトカーズ「ハイラックスBR75-G」
1245万円〜/展示車両1335万2860円
5人乗車/4人〜就寝

走破性の高いハイラックスにキャビンを架装した印象的なルックス。

ハイラックスZ-GRスポーツをベースとする「ハイラックスBR75-G」はポータブル冷蔵庫、FFヒーター、ポップアップルーフのソーラーパネル、オーニングなどが標準装備だ。

クルマのサイドに給水口があり、ポリタンクを持ち運ぶのではなく車外からホースで汲めるのもうれしい。

雨の日にいちいち運転席から後部ドアに移動して乗り込む必要がなく、直接キャビンへの移動が可能。また、外観はワイルドだが、キャビンには家庭用エアコンを搭載しておりいつでも、どんな山奥でも快適に過ごせるようになっている。

プルダウン式バンクベッドはセミダブルサイズなので、ひとりならソファをベッドに変えずこちらで眠るのも手。

横開きの仕切りの後ろはシャワールーム。シンクの脇にシャワーがあり、リアゲートまで延ばせばアウトドアシャワーに。

後部の床は防水パンが施されているのでマルチルームにしたり、大きく跳ね上がるドアを利用して汚れがちな遊び道具の収納場所にしたり。自分らしく使えそう。

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