仕事にミスはつきもの。時には上長からの叱責を伴う失態もあるだろう。そんな、上司からのカミナリにビジネスパーソンはどんな心持でいるのだろうか?
キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を展開するライボはこのほど、社会人男女682名を対象に「上司と部下の意識調査」を実施。その結果をグラフにまとめて発表した。
上司から叱られた経験
上司がいる586名を対象に、上司から熱量高く叱られた経験の有無について聞くと、「経験あり」と回答した人が38.6%、「経験なし」と回答した人が61.4%という結果になった。
年代別で見ると、叱られた「経験あり」と回答した人は、20代が24.8%、30代が46.1%、40代・50代が共に49.2%と、年代が上がるごとに多くなる傾向にあった。なお、最も叱られた経験がない年代は20代(75.2%)となった。
上司から叱られることに対する意識
適切な場面で上司から叱られることについてどう思うかと聞くと、「叱られたい」と回答した人は3.0%、「どちらかといえば叱られたい」と回答した人は16.0%となり、合算した19.0%が叱られたいと考えていることがわかった。
叱られたくないという人は81.0%となり、内訳は「叱られたくない」が43.5%、「どちらかといえば叱られたくない」が37.5%という結果になった。年代別で見ると、年代が上がるごとに叱られたくない人の割合が高くなる傾向が見受けられた。
叱られたい・叱られたくない理由
叱られたいと回答した129人にその理由を聞くと「自分の成長につながるから」が68.2%で最多に。次いで、「自分をみてもらえている気になるから」と「客観的な評価が欲しいから」が同率で48.1%という結果になった。
他方、叱られたくないと回答した553人にその理由を聞くと、「萎縮してしまうから」が59.1%で最多となり、以下、「叱られてもしっくりこない」が31.6%、「反論したくなってしまう」が24.2%と続いた。