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FIRE経験者が解説!仕事を生み出す上で真剣に考えるべき「息抜き」や「余暇」の重要性

2023.02.06

飛行機で移動中の1人の時間に旅費を稼ぐ

「自分自身と向き合う時間」としても重要なのですが、その1人の時間を使って収益をあげることもできます。

先日ヨーロッパに行ったのですが、直前に予約をしたのでフライト代もホテル代も高くなり、想定していたよりも60 万~70 万円ほど多くかかってしまいました。そこで、行きの飛行機だけでも10時間以上あるので「この時間に少しでも旅費を回収したいな」と思いたちました。

海外旅行でちょうど円安が進んでいたので、円安ドル高による市場への影響や、それによって業績が伸びる会社、具体的にはドルをたくさん稼いでいる会社のレポートを書こうと思って、2~3時間ほどでレポートを作ったんです。現地に着いてから最終確認して仕上げて、「3日間限定」で販売したら100万円くらい売れたんです。移動中の時間を使って、その旅費以上を生み出すことができたんですよね。フライト中って誰にも邪魔されず仕事に集中できるし、読書をしたり考え事をするのにもすごくいい時間なんです。

何気ない会話から売上高1億円のアイデアが誕生

「人と過ごす余暇」では、思いもよらぬシナジー効果を生み出すことがあります。

以前、僕が主宰している投資コミュニティの飲み会で、婚活中の女性が「マッチングアプリを使っていろいろな男性に会っていて、その男性を点数付けしている」というのを見せてくれたんです。会った男性ごとに「清潔感」とか「将来性」とか「見た目のタイプ」とか数百個の項目をエクセルシートで管理していて、その日のうちに点数も付け、総合点を出すらしいんです。

その女性がそんな話をしていたら、気がついたら10人くらい話を聞く人の輪ができていて、僕はその光景を見たときに「これはビジネスになるな」と思って。「出資するから会社を作ってビジネスやりましょうよ」って言ったんです。

そのアプリを作ったのが3年前くらい前で、初年度の売り上げは3000万円、2年目以降は年商1億円を超える事業に成長しました。

その女性も私も、別に何かビジネスをやろうと思ってその場にいたわけじゃないんです。でも、こういう新しいビジネスの発想とか出会いも、余暇や遊び、何気ない会話の中で生まれたりするんですよね。息抜きとか遊びから劇的な変化が生まれることは往々にしてあります。

優秀な経営者はスイッチの切り替えが早い

先日もコミュニティメンバーの皆さんとのワイン会があって、その前に、何十万部もの書籍を出版している僕の友人も参加する0次会があったんですね。最初は本当に他愛もない話をしていたんですが、その友人はインスタグラムを自分で運用されていたので、「インスタグラムではどんな感じで運用をしているんですか?」と質問をしたんですよ。

すると、その瞬間にパッとスイッチが切り替わって、「基本戦略はこうで、自分でやる部分と人に任せる部分は明確に分けていて、自分でも必ず毎日投稿していて、毎日投稿する理由はこうで…」と、スイッチの切り替えがすごく早いんです。しかも、おそらく本人の中ではオン/オフを切り替えているのも無意識なんですよね。勝手に切り替わっているでしょうね。

周りの経営者や優秀な方を見ていると、仕事の時間だけでなく、プライベートの時間でも無意識にサクサク切り替えている。スイッチの切り替えがめちゃくちゃ早い人が多いですね。

今回のまとめ「自分と向き合ったり人と交流する余暇、余白、隙間は大事。そこから新しいビジネスやアイデアが生まれることが多い」

僕も、パソコンに向かって文章を書いたり仕事をしているときはもちろんオンなんですけど、旅行中や遊びに行ってるときとかでも緊急の連絡がきたらその場で対応したりメールを返したりもしますし、オンとオフの垣根がない。あるいは、いつでもオンになれるっていう感じかもしれないですね。

次回は、仕事とプライベートのオン/オフの切り替えについてお話ししたいと思います。

文/遠藤 洋(えんどう・ひろし)
投資コミュティixi主宰、投資家・自由人。1987年埼玉県生まれ。大学在学中にアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資を始める。大学卒業後、ベンチャー企業に入社。26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大18倍、1銘柄だけで億超えのリターンを達成。その投資経験をベースに、経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1600人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。

構成/向井翔太

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