借り換え意識や行動
次に借り換えについての意識についての調査結果や考察を紹介する。
借り換えに対する現状の意識
「現在返済中のローンの借り換えは考えていますか」との設問で、「借り換え」について積極的な層が50%を占める結果となった。前述の考察で挙げたように、経済状況から借り換えについても積極的な姿勢がうかがえる。
借り換えを実行しない理由
前述の質問で借り換えを実行しないと答えた人にその理由を質問したところ、「いろいろ手間がかかりそうで面倒なイメージがあるから」が37.3%と多く、面倒なイメージが借り換え行動をおさえていることがわかる。
いくらの減額で借り換え行動を起こすのか
「今の返済額からいくら減額できれば、手間をかけてでも借り換えしたいと考えますか」との設問では、毎月5,000円の節約と答えた人が28.3%と最も多い結果となった。この設問結果は、前述の借り換えを実行しないと回答した人も含めた回答となるため、借り換え行動に消極的な層も行動を起こすボーダーラインは月5,000円であると言える。
5,000円分の差額が出る例としては、返済残高200万円を8%で借りている人が、あと3年の返済期間が残っている場合に、2%の借換えで、およそ5,000円分の減額になる。
<調査概要>
調査概要:全国男女、20~59歳、有職者(第一産業(農業・林業・漁業)従事者は除く)
調査方法:株式会社マーケティングアプリケーションズが運営するセルフ型アンケートツールSurveroidを用いたWebアンケート方式
調査期間:2023年1月12日(木)
集計対象:事前調査で「車の購入をしたことがある、現在ローン返済中」かつ「購入方法で自社ローン・ディーラーローン・銀行ローン・消費者金融ローン・残価クレジットローン・クレジットカードのいずれか」と回答した20歳~59歳の男女
調査人数:事前調査4,819人/本調査361人
出典元:クラウドローン株式会社
構成/こじへい