昨今、住宅ローン借り換えへの注目度が高まっているが、一方で、マイカーローン借り換えへの意識はどのように変化しているのだろうか?
個人融資のプラットフォーム「クラウドローン」を展開するクラウドローンは、利用目的として最も多いマイカーローンについて金利と借り換えの意識調査を実施。その結果を発表した。
マイカーローンの金利について
マイカーローンの金利に対する知識はどのように変化しているのか、また現在借りている金利についての調査結果や考察を紹介する。
マイカーローンの金利知識
2020年1月に実施した調査(※)におけるマイカーローンの金利に対する知識を問う設問では、銀行などの金融機関のマイカーローンの金利水準が2~3%と低金利であることを知っていると答えた人は約10%にもかかわらず、今回2023年の結果だと、約40%と4倍の結果となっており、「銀行のマイカーローンが低金利である」との認識が広がっていると言える。
このような結果となった背景として2つの要因が考えられる。
まずは消費税増税を発端とした消費者物価指数の上昇だ。40年ぶりの上昇幅で家計支出の負担が増えたことで、消費者が支出に対して厳しい目を向けチェックするようになり、そのことから低金利ローンへの情報獲得につながっていると想定される。
もう一つは、長期金利の上昇。2022年年末の長期金利の上昇により、住宅ローンの金利が上昇を見せ、それと同時にカーローンの金利についてもより低くと考え低金利ローンを調査していることも考えられる。
現在借りている金利
「現在返済中のマイカーローンの金利を教えてください」との設問では、金利知識があるためか比較的低金利でローンを利用しているケースが大半を占めた。一方で金利7~8%未満の高い水準の金利でローンを利用しているケースが9.4%占めており、低金利で借りることができる、との認知が不足していることがうかがえる。