リユース品購入に関する意識傾向
リユース品購入経験は約3人に2人(66.0%)があり、氷河期世代が最も高い(71.3%)結果に
リユース(中古)品を購入したことがあるか聞いたところ、66.0%の人があると回答し、約3人に2人がリユースの購入経験があることがわかった。また、世代別でみると氷河期世代が71.3%と最も高く、次いでミレニアル世代が67.5%となり、全世代で購入経験が6割を超える結果となった。
リユース品を購入するときに重視することTOP3は「品質・状態の良さ」「価格の安さ」「機能性の高さ」
また、リユース(中古)品を購入する時に重視することを聞いたところ、上位3つは「品質・状態の良さ」(68.5%)、「価格の安さ」(58.5%)、「機能性の高さ」(25.5%)となり、買い物全体と大きなランキング変動はないことがわかった。リユース品でも品質・状態の良さが重視されており、新品市場と変わらないことが求められていることが推察できる。
リユース品購入への抵抗感が薄くなったと感じている人が43.5%
リユース(中古)品を購入することへの抵抗感が以前と比べて薄くなったと思うか聞いたところ、「とてもそう思う」が9.0%、「ややそう思う」が34.5%となり、43.5%の人が以前より抵抗感が薄れている結果となった。世代別ではZ世代の2人に1人以上(51.3%)が薄れている一方、バブル世代は33.8%と世代間での差が見受けられた。
店舗とネットの買い物に関する意識の違い
買い物をする際に、ネット上ではなく直接店舗で買いたいと思うものがある人が8割
買い物をする際に、ネット上ではなく直接店舗で買いたいと思うものはあるか聞いたところ、あると回答した人が80.3%という結果になった。世代別ではしらけ世代が86.3%で最もポイントが高く、Z世代が最も低い結果となった。
販売形態がネット上だけでいいと思う人は4.5%、店舗だけでいいと思う人が5.5%
一方で、これからの商品の販売形態について聞いたところ、「ネット上だけでいいと思う」が4.5%、「店舗だけでいいと思う」が5.5%、「ネットも店舗もあった方がいいと思う」が90.0%と、どちらも必要だと考えている人が大半を占める結果となった。
また、世代別ではZ世代の「店舗だけでいいと思う」と回答した割合が11.3%と、店舗販売に対して他世代と違った結果が見受けられた。
店舗があったほうがいいと回答した人の理由は「実物を確認したいから」が87.4%で最多に
前問で「店舗だけでいいと思う」「ネットも店舗もあった方がいいと思う」と回答した人に理由を聞いたところ、上位3つは「実物を確認したいから」(87.4%)、「その場で手に入るから」(41.4%)、「商品の系統や雰囲気がわかるから」(31.4%)となり、店舗ならではの優位性としては商品の実物に対するメリットを重視していることがわかった。
どの世代においても、価格よりも商品のジャンルによって店舗で買うか決めている人が多い結果に
店舗で買いたいものを「価格」と「商品のジャンル」のどちらで決めているか聞いたところ、「価格」が9.0%、「どちらかというと価格」が19.6%、「どちらかというと商品のジャンル」が45.8%、「商品のジャンル」が25.5%と、全体では7割ほどが商品のジャンルで店舗での購入を決めていると回答した。
商品ジャンルで決める人の境界線は「ブランド品」であれば店舗、「家電」であればネットで買うことが判明
商品のジャンルを基準にする人にどのような商品であれば店舗で買いたいと思うか聞いたところ、「ブランド品」であれば店舗、「家電」であればネットで買う境界線が見えた。世代別ではZ世代が最も店舗で買いたいジャンルが多く、世代間での差が見受けられた。
価格で決める人は中央値1,000円以上であれば直接店舗で買いたいと思うことが判明
価格を基準に何円以上の商品であれば店舗で買いたいと思うか聞いたところ、中央値1,000円/平均値24,504.8円となった。全価格帯で一定の回答があり、価格基準での店舗購入はそれぞれの価値観によって変動することが推察できる。
<調査概要>
調査名 :消費行動とリユース品への価値観に関する調査
調査期間 :2022年12月27日~2022年12月30日
調査方法 :インターネット調査
調査機関 :シグナルリサーチ
性別 :男女
年齢 :18~69歳(Z世代:18-26歳、ミレニアル世代:27-42歳、氷河期世代:43-51歳、バブル世代:52-57歳、しらけ世代:58-69歳)
地域 :全国
その他 :性世代均等割付
サンプル数 :400ss
構成/こじへい