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大手携帯会社が提供する格安料金プランが話題になっています。しかし、料金体系が複雑で、どのプランが自分に合っているのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、NTTドコモが提供する格安料金プラン「ahamo」に焦点を当てて、ほかの料金プランと料金やデータ通信量などを比較しました。
目次
どっちがお得? ahamoとドコモのプランを比較
Ahamoの基本プランは、月額2970円でデータ容量20GB、5分以内の国内通話料が無料です。さらにオプション「ahamo大盛り」(月額1980円)を加えると、月々4950円でデータ容量100GB、5分以内の国内通話料が無料になります。
【参考】ahamo|NTTドコモ
ahamoの基本プランとドコモの「5Gギガライト」を比較した結果は以下です。
ahamoが20GB利用できて月額が2970円なのに対し、ドコモの5Gギガライトでは5GBまでの利用で月額が5665円です。
【参考】5Gギガライト|NTTドコモ
ただし、「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」「dカードお支払割」をすべて適用すると、5Gまでは3278円で利用できます。
上記の割引を適用した場合、1GBまでは2178円、3GBまでは2728円と3GBまでの利用なら5Gギガライトの方が割安になります。データ通信量が3GB以下で足りて、各種割引きを利用できる人はドコモの5Gギガライト、20GB〜100GBとデータ容量を使う人で価格をおさえたい場合はahamoがおすすめです。
【参考】5分以内の通話無料にかけ放題プランも!通話料も抑えられるドコモのオンライン専用ブランド「ahamo」の活用法
ドコモのギガプランとahamoを比較
ドコモのギガプランのうち、データ量無制限プランの「5Gギガホ プレミア」と、ahamo大盛りを比較してみましょう。
ahamo大盛りが100GB利用できて月額が4950円であるのに対して、5Gギガホプレミアでは利用可能データ量が無制限で7315円(税込)。また、3GB以下の月は1650円となります。
比較してわかるように、100GB以下で足りる方はahamo大盛りがお得です。
どっちがお得? ahamoとauのピタッとプラン 5Gを比較
auのピタットプラン 5Gは、データを使った分だけ支払う料金プラン。ahamoと比較すると、次のようになります。
ahamoは月額2970円で20GBまで利用できるので、7GBまで使えて月額3465~6765円のピタットプラン 5Gよりもお得です。
しかし、ピタットプラン 5Gは「auスマートバリュー」「au PAYカードお支払い割」「家族割プラス(3人以上)」の利用で、2178~4928円まで割引きされます。また、オンライン専用プランではないので、auショップでのサポートを受けられるのがメリットです。
【参考】ピタットプラン 5G|au
どっちがお得? ahamoとpovoを比較
povo2.0はauのオンライン専用ブランドです。基本料0円、データ容量0GBの状態から必要に応じてデータ、通話、コンテンツの「トッピング(オプション)」を購入します。データトッピングは、24時間「データ使い放題」のほか、1GB、3GB、20GB、60GB、150GBなどが選べます。
ahamoは利用データ量の上限が20GBと決まっていますが、povo2.0には1GBや3GBのトッピングが選べるので、あまりデータ容量を使わない人にはpovo2.0が使いやすいかもしれません。1GBは7日間で390円、3GBは30日間で990円です。
なお、国内通話料は30秒ごとに22円かかります。「5分以内通話かけ放題」のトッピングは月額550円なので、毎月のデータ利用量が20GBかつ5分以内の無料通話サービスがほしい場合はahamoがおすすめです。
【参考】povo|KDDI
一番お得なのはどれ?ahamo、povo、LINEMOの通話かけ放題オプションを徹底比較
どっちがお得? ahamoとソフトバンクを比較
ソフトバンクのプラン「ミニフィットPLAN+」とahamoを比較してみましょう。
【参考】料金プラン|ソフトバンク
利用可能データ量は、ahamoが20GBに対して、ミニフィットPLAN+は3GBまで。月額料金もahamoの方が低額です。
しかし、ミニフィットPLAN+の月額料金は、「SoftBank 光」または「SoftBank Air」に加入すると2178~4378円(税込)まで割引されます。利用可能データ量が少なめでもいいから店舗のサポートを受けたい、という人はミニフィットPLAN+もおすすめです。
どっちがお得? ahamoとLINEMOを比較
ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINMO」の料金プランには、ミニプランとスマホプランがあります。ahamoとLINEMOのスマホプランの違いを比較してみましょう。
利用可能データ量は20GBと同じなので、月額料金で比較するとahamoの2970円よりもLINEMOの2728円の方が割安です。しかし、LINMOの国内通話は30秒ごとに22円かかる従量制です。5分以内の国内通話が無料になる「通話準定額」は月額550円、かけ放題となる「通話定額」は月額1650円かかります。ahamoは月額1100円でかけ放題となるので、通話をよくする人ならahamoの方がお得といえそうです。
【参考】LINEMO|ソフトバンク
どっちがお得? ahamoと楽天モバイルを比較
「RAKUTEN UNLIMIT Ⅶ(ラクテンアンリミットセブン)」は、楽天モバイルの新料金プランです。ahamoと料金を比較してみましょう。
RAKUTEN UNLIMIT Ⅶは20GBまでの月額料金が2178円なので、ahamoの2970円より割安です。また、専用アプリの「RakutenLINK」を利用すると、国内通話料が無料になります。
ただし、RakutenLINKはネット回線を使うため、回線混雑時や電波の弱い環境では、通話品質が不安定になることがあります。電話回線を使う標準アプリを利用すると通話料がかかりますが、月額1100円で15分かけ放題のオプションもあります。
一方、ahamoには月額1100円のかけ放題オプションがあります。
※データは2023年1月初旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット