子どもがスマートフォンを所持してからのトラブルに巻き込まれた経験は20.1%
2022年以降に子どもに初めてスマートフォンを持たせた親(n=1,000)を対象に、子どもがスマートフォンを所持してからのトラブルに巻き込まれた経験を聞いたところ、20.1%が「トラブルに巻き込まれたことがある」と回答し、2022年と比較すると3.9ポイント増えていることがわかった。
これを小中高別で見ると、小学生(n=488)の26.8%、中学生(n=290)の13.8%、高校生(n=130)の10.0%が「トラブルに巻き込まれたことがある」ことがわかった。
次に、子どもがトラブルに巻き込まれたことがある回答した親(n=201)を対象に、子どもがスマートフォンを所持してからトラブルに巻き込まれた内容を聞いたところ(複数回答可)、最も多かった回答が「ゲームや有料課金サイトで大幅に課金してしまった」「LINEなどのコミュニケーションツールで既読無視されて、友人と険悪になってしまった」「不適切な写真を送るように言われたり、意思と関係なく送られてきたりした」が14.9%と同率の結果となった。
トラブルに巻き込まれた経験が最も多かった小学生(n=131)のトラブルに巻き込まれた内容は「不適切な写真を送るように言われたり、意思と関係なく送られてきたりした」が18.3%で最も多く、次いで「ゲームや有料課金サイトで大幅に課金してしまった」が16.0%、「ワンクリック詐欺の画面が出てきて、お金を請求された」が15.3%だった。
次に、2022年以降に子どもに初めてスマートフォンを持たせた親(n=1,000)を対象に、スマートフォンに関連したトラブルを回避するために、困っていることを聞いたところ(複数回答可)、「ルールを決めたが管理することができない」が23.9%と最も多かった。
次いで、「ルールを決めることが難しい」が22.3%、「正しいスマホの使い方が自分でもよくわかっていない」が16.3%となった。また、「何をすればいいか分からない」が25.9%となり、そもそも困っている内容自体がわからない割合も多い結果となった。