仕事がデキる人ほどやっている「サボる技術」を身につけるヒント

仕事ができる人になるには！？働き盛りの読者へアドバイス

サボり方の極意を教えてもらったところで、最後に仕事ができる人の特徴を聞いた。

「1つ1つの仕事にも、自分の目指す方向にも、常にWhyを投げかけている人がデキル仕事人なんじゃないでしょうか」

「俯瞰視点で多面的にものを見ることができる人、特に他者視点を持つことが大切。それと、他人をその気にさせ巻き込む方法を知っている人も魅力的ですよね」

ーー読者であるビジネスパーソンへのアドバイスお願いします！

「とにかく今やっていることを楽しんでほしい。面白いことでなく『面白さ』を見つけて欲しいです。どんな仕事も見方ひとつ、工夫一つで面白くなります。これができるようになれば無敵！」

「そして、1ミリでも0.1%でもいいので、『自分が成長したな』と思えるところを見つけて、その成長実感を味わってください。それが次への成長予感になり、楽しさスパイラルが回っていきます」

サボるのが上手い人はラクをしたいからではなく、今抱えている仕事の未来を見据え、自己防衛のためにサボっているのかもしれない。筆者もいい感じにサボってみたい。そしていつかデキる漢に見られますように。

取材協力
マーキュリッチ株式会社代表取締役 西野浩輝氏

プロフィール
米テンプル大学Executive MBA（経営学修士）。大阪大学大学院 工学科専攻修了。リクルート在籍時は部門初のMVPに2度輝くなどトップ営業として活躍。2003年にマーキュリッチを創業し一部上場企業の経営者から新人まで対象層は幅広く、顧客数は300社を超える。著書はこれまで12冊を出版し、計21万部のベストセラー作家。中国語や韓国語にも翻訳されている。主な著作として「仕事ができる人の伝える技術」「営業力がUPするプレゼン術」など。

マーキュリッチ株式会社HP
https://www.mercurich.com/

文／太田ポーシャ