800シリーズより数段使いやすくなった点
新しい機種になったモノの、ロボットでの掃除には限界がある!と思っていたため、「ロボット掃除機は補助的な掃除機」の位置づけにしていた。しかし、「ルンバi1」は以前のモノより格段に掃除機能が上がりビックリした。
まず、一番「コイツ賢くなったな」と思う点は、以前のルンバはジグザグで清掃し、壁にぶつかってはターンという感じで、思うがままに走り、正直掃除忘れ部分も結構あった。しかし、「ルンバi1」は規則正しい動きで隅々まできちんと掃除。そして、フローリングとカーペットを区別し、それぞれ別に隅々まで掃除してくれるところは進化を感じた。
また、吸引力も高くなり、カーペットもきれいに掃除。以前はちょっとした段差にスタックしていたが、コレは多少の段差も乗り越えてくれるため、人の助けを一切必要なく、掃除を完了してくれる。
稼働時間も伸び、我が家のリビング、キッチン、2ルームを一度にすべて掃除してくれる。以前はルンバが掃除した後、残したゴミを掃除していたが、今はメイン掃除機としてコレひとつでよくなり、前のルンバが「幼児」なら、「ルンバi1」は小学生低学年程度まで成長したように思える。
ゴミ捨ても楽チンに
今の機種には「自動ゴミ収集機」を付けることが可能だが、コレをつけると値段が高くなるため、筆者は通常のホームベースを購入。
しかし、ゴミを捨てる方法も、以前はダストボックスの蓋を取るのに手間がかかったが、「ルンバi1」はプッシュでダストボックスの蓋が開くようになり、スムーズにゴミを捨てられようになった。
また、以前のダストボックスには電子部位が付いていたため水洗いができなかったが、「ルンバi1」はフィルターを取り除けば、ダストボックスを丸ごと水洗いでき、ダストボックスを清潔に保てるようになった。
「iシリーズ」でも機能は充実していると感じだ
最高峰の「s9」は、初期モデル600シリーズの40倍の吸引力(「i1」は10倍)で角が掃除しやすいようなD状の形になっているが、上を見ればキリがない。
我が家は夫と2匹の猫で暮らしているが、「ルンバi1」の働きに十分満足している。以前のルンバはまだ動いていたため、買い替えは少し迷ったが、やはり家電ロボットの進歩は早い。数年前だがこんなにスペックが違うモノかと、改めて家電の進歩を肌で感じた。
文・写真/舟津カナ
アメリカ・ロサンゼルス在住のアウトドアライター。日本で編集プロダクションに勤務後、結婚でアメリカへ移住。週末問わず愛車ラングラーで愛猫とともにキャンプやオフロードに向かう。趣味はビンテージのアウトドアギア収取。
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