■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
オヤジナリティー ★★
家計貢献度 ★★★
エルドラ度 ★★
前回に引き続き、宮城は仙台で呑んでまいりましたシリーズ第二弾!
今回も『秘境酒場』らしく立ち呑み。そしてその店名は『牡蠣小屋ろっこ』。
もう説明するまでもなく店名で判る牡蠣が売りの店!
でも東京周辺の人間にしてみりゃ、牡蠣っていえば典型的な高級食材じゃん。相反して立ち呑みっていったら庶民的価格が当然の飲食店スタイルなワケですよ。
高級食材と庶民的価格。この二つの相反する要素を一体化できるのか?興味津々、肝臓ビンビン状態で店に向かう。
店の場所は仙台駅からも歩いて5分少々。地下鉄の青葉通一番町駅からなら徒歩2分もかからない『いろは横丁』っていう、なんとも呑ませるムードがプンプン漂う小体なアーケードの中。
↑いろは横丁でございます。アルコール好きなら、一歩入ったら当分抜け出せない磁力が感じられる。
店のドアを開ければ、鰻の寝床スタイルで、10人ほどが並べる立ち呑みカウンターが奥へと続くレイアウト。先客の皆様に「すいませんね」などといいつつ、自分の居場所を確保し、メニューを見る。
そして驚いた。腰が砕けて床にへたり込むくらい驚いた。だってア~タ、生牡蠣が1個、たったの110円だってさ!消費税込みで110円ですよ。消費税抜きだったら百円ですよ。
もう一回書く!生牡蠣1個110円!!
最近は百円ショップでもありとあらゆるもんが売ってりおりますが、さすがに生牡蠣が同じ価格で食べられるとは、アタクシ、夢にも思ってませんでしたよ。
だいたい百円で頼めるオツマミって普通はないよ。唯一あるとしたら、酒屋の角打ちで買うツマミ代わりの駄菓子スナックくらいですよ。本当の話!
駄菓子と同じ価格で生牡蠣!!これで儲けが出てんのか?心配になるほどですが、その価格を証明する卓上のメニューの写真載っけておきます。
↑蒸し牡蠣も同じく1コ100円。そしてよく見れば地元宮城県産の牡蠣なんだよな~。
第一ツマミオーダーは、この生牡蠣と即座に脳内決定。続けてお酒のメニューを見る。もうこれもメニュー写真載せちゃいます。
↑やはり生牡蠣に合うんでしょうね、下一段は全て日本酒という構成になっとります。
で、お酒は宮城の牡蠣には宮城の酒だろってことで『乾坤一』に決め、その日本酒と生牡蠣を2つ注文する。
そしてやってきました、お酒と生牡蠣!