誰にとっても家族は特別な存在。ともに大切に思い、支え合える関係性を築くことが理想的だ。
では、“家族愛”を自己採点するよう47都道府県の人たちに求めた場合、平均点が最も高い都道府県はどこになるのだろうか?
ジブラルタ生命保険はこのほど、20歳~69歳の既婚(事実婚含む)男女4,700名(男性2,350名 女性2,350名)を対象に、「家族愛に関する調査2022」をインターネットリサーチで実施。集計結果を公開した。その中から本稿では、「家族関係」「家族愛」にまつわる調査の結果を抜粋して紹介する。
家族関係について
「家族のグループLINEがある」全体の59%、都道府県別の1位は栃木県と石川県
家族関係について質問した。
全回答者(4,700名)に、家族とのつながりについて聞いたところ、「家族のグループLINEがある」にあてはまる人の割合は59.3%となった。LINEを活用して、家族間でコミュニケーションをとっている家族が多いようだ。都道府県別にみると、あてはまる人の割合は、栃木県と石川県(いずれも68.0%)が最も高くなり、兵庫県(67.0%)が続いた。
「配偶者・パートナーとSNSでつながっている」にあてはまる人の割合は71.7%となった。大半の人が夫婦間・パートナー間とのつながりを、SNS上でも持っているようだ。都道府県別にみると、あてはまる人の割合は、広島県(80.0%)が最も高くなり、北海道と福島県(いずれも79.0%)が続いた。
子どもがいる人(3,757名)に、子どもとのSNSでのつながりについて聞いたところ、「子どもとSNSでつながっている」にあてはまる人の割合は49.3%となった。都道府県別にみると、あてはまる人の割合は、山形県(64.0%)が最も高くなり、秋田県(62.7%)、山口県(55.8%)が続いた。
配偶者・パートナーからどのように呼ばれている? 男性1位「名前+くん・さん」、女性1位「名前の呼び捨て」
家族からの呼ばれ方について質問した。
全回答者(4,700名)に、希望する配偶者・パートナーからの呼ばれ方を聞いたところ、男性では「名前+くん・さん」(22.2%)が最も高くなり、「パパ」(15.3%)、「あだ名」(13.4%)、「名前の呼び捨て」(13.1%)、「おとうさん」(11.5%)が続いた。
他方、女性では「名前の呼び捨て」(32.8%)が突出して高くなり、「名前+ちゃん・さん」(23.8%)、「あだ名」(12.3%)、「ママ」(9.1%)、「おかあさん」(7.9%)が続いた。
実際にされている配偶者・パートナーからの呼ばれ方を聞いたところ、男性では「名前+くん・さん」(21.1%)が最も高くなり、「パパ」(19.5%)、「あだ名」「おとうさん」(いずれも14.2%)、「名前の呼び捨て」(10.4%)が続いた。
他方、女性では「名前の呼び捨て」(27.8%)が突出して高くなり、「名前+ちゃん・さん」(17.9%)、「ママ」(13.4%)、「あだ名」(13.1%)、「おかあさん」(9.8%)が続いた。
“希望する配偶者・パートナーからの呼ばれ方”とあわせてみると、男性・女性ともに“希望する呼ばれ方”の1位と“実際にされている呼ばれ方”の1位が同じ結果となった。
「家族旅行・レジャーに積極的なのは“夫・男性パートナー”より“妻・女性パートナー”」52%、佐賀県では61%
全回答者(4,700名)に、夫婦の関係やパートナーとの関係を表すいくつかの行動や姿勢を挙げ、それぞれの内容に関して、自分と相手(配偶者・パートナー)のどちらのほうがあてはまるか聞き、「夫・男性パートナーのほう」と「妻・女性パートナーのほう」のどちらのほうがあてはまるかを集計した。
「家族旅行・レジャーに積極的」では、「夫・男性パートナーのほう」が18.6%、「どちらかといえば夫・男性パートナーのほう」が29.6%で、合計した『夫・男性パートナーのほう(計)』は48.2%、「妻・女性パートナーのほう」が19.9%、「どちらかといえば妻・女性パートナーのほう」が31.9%で、合計した『妻・女性パートナーのほう(計)』は51.8%となった。妻・女性パートナーのほうが、家族旅行やレジャーなどの家族イベントに対し意欲的に取り組んでいるケースが多いようだ。
また、「近所付き合いに積極的」では、『夫・男性パートナーのほう(計)』は38.0%、『妻・女性パートナーのほう(計)』は62.0%だった。
都道府県別にみると、「家族旅行・レジャーに積極的」では、『夫・男性パートナーのほう(計)』が最も高くなったのは福島県(62.0%)、『妻・女性パートナーのほう(計)』が最も高くなったのは佐賀県(61.0%)だった。
「近所付き合いに積極的」では、『夫・男性パートナーのほう(計)』が最も高くなったのは山梨県(58.0%)、『妻・女性パートナーのほう(計)』が最も高くなったのは兵庫県と大分県(いずれも76.0%)だった。