新年明けましておめでとうございます。ライターの澤田真一です。
本年も、皆さんの生活に密着する素晴らしい製品をご紹介できれば幸いです。
新年の挨拶はそこそこにして、早速本題に入ろう。筆者は11月に、このようなノートPCを見つけた。LGのノートPCシリーズ『LG gram』の製品『16T90Q-KA78J』である。
これは去年11月17日に発売されたものだ。
そのサンプルが筆者の自宅兼事務所に届いていたため、早速使ってみよう。
新入学生とノートPC
1月、2月は「来年度を考える季節」である。
高校3年生であれば大学進学、大学4年生であれば入社の準備を済ませておかなければならない時期だ。すると発生するのは「ノートPC需要」である。
もしかしたら、本人ではなく「本人の関係者」が入学祝いのノートPCを購入する……ということもあるかもしれない。
昔は辞書、今はPC。しかし、具体的にどのようなノートPCを買えばいいのか?
いわゆる「2in1ノート」がいいかもしれない、と筆者はおぼろげに考えている。
つまり360°回転するヒンジを内蔵したモニター部で、いざとなればタブレットのような要領で扱える製品だ。
専用のタッチペンもあればさらに便利だろう。
その視点から今回の『16T90Q-KA78J』を眺めてみると、これはなかなかよくできたものだということが分かる。
360°回転モニターはタッチパネル式で、しかも専用の『LG Stylus Pen』が付属されている。そして何より、デカい。画面サイズは堂々の16インチ(2,560×1,600)だ。
しかしそれでいながら、本体の厚みは最大約1.7cm。実際に製品を床に立ててみると、その薄さを実感することができる。
ペンタゴン規格の耐久性
「薄い」ということは、即ち「軽い」ということだ。
『16T90Q-KA78J』の重量は1,480g。16インチ画面で1,5kg未満である。これほどの画面サイズのPCであれば2kg以上のものもあるが(特にゲーミングPCは、どうしても重くなってしまう)、こと『16T90Q-KA78J』に関して言えば、素直に「軽い」と評価するべきだろう。
これを収納したショルダーバッグの紐が、肩への負担になりづらい。こうした要素は、中年よりも行動範囲の大きな若者にとっては重要ではないか?
なお、この製品は米国国防省「MIL-STD-810G」準拠のテストを7項目もクリアしている。
この7項目とは衝撃、砂塵、高度による低圧、振動、高温、低音、塩水噴射だ。し、塩水噴射!? ペンタゴンはこんなテストもやってるのか!
まるで新型自動小銃の射撃テストのような項目だが、注目すべきはやはり「衝撃」だろう。
持ち運びを想定している以上、落下の可能性は常にある。筐体に傷がつくのは仕方ないが、それでも故障は絶対に避けたい。
以上の理由から、耐久性を担保する規格は必須のものだ。