累計会員数800万人超で国内トップのAI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営を行うaskenから、『あすけん「ダイエットトレンド」予測2023』が発表された。
今回は新しい食習慣の注目キーワードとして、「毎朝たんぱく質」、「夜は早め糖質」、「時々パーソナルフード」、「食事計画」、「大豆回帰」の5つを挙げているので、その概要を紹介しよう。
1.毎朝たんぱく質
栄養学の世界で注目度が高まっている、食べる内容だけでなく体内時計を考慮して「いつ」、「どのように」食べるかを考える時間栄養学の観点から、毎日の朝食の新習慣として根付いていきそうなのが「毎朝たんぱく質」。
食事後は、安静にしていても食事誘発性熱産生により代謝量が増えるが、特に朝のたんぱく質摂取は糖質や脂質に比べてエネルギーの消費を促すとされている。
主食(炭水化物)のみで済ませる人も多い朝食に、たんぱく質を毎日取り入れてほしいと選出したという。
2.夜は早め糖質
仕事や用事などで夕食が遅くなりそうな時は、17時から19時頃の早めの時間帯におにぎりなどの主食だけを先に食べておき、主菜や副菜などのおかず類だけを後から食べる「分食」がおすすめだという。
夜の時間帯の食事は、血糖値が高い状態が長く続きやすくなってしまうので、同社では脂肪の蓄積につながりにくい食べ方として「夜は早め糖質」を提案していくとコメントしている。
3. 時々パーソナルフード
ユーザーの嗜好やライフスタイル、アレルギー情報などをもとに最適化された食品や飲料を指す「パーソナルフード」が増えている。
オンラインで注文して、調理・加工済みの商品が自宅に届くサービス形態が多いため、毎日の食事管理に煮詰まったり、忙しい時などには重宝しそうだ。
スムージー、スープ、弁当、コーヒー、お菓子など、さまざまな食ジャンルがあるので、いつもの食事に加えてたまに取り入れるというスタイルが2023年は増えていくと予想されている。
4. 食事計画
食事を記録するレコーディングダイエットからさらに進化して、食事を計画する「プランニングダイエット」も新しい習慣として広まりそうだ。
実際に食べたものを食事後に記録するだけでなく、これから食べようと予定しているメニューや食材を先に決めておく方法で、あらかじめ1日の摂取カロリーや栄養バランスを確認して食べる内容を決めると、1日の目標摂取エネルギー量なども守りやすくなる。
5. 大豆回帰
大豆ミートや大豆ヌードルなど、新しい大豆製品が次々と発売されて注目を集めているが、askenはここから波及して豆腐や納豆、高野豆腐などの伝統的な大豆食品が再注目されると予測している。
物価高騰が続く中、安定価格で脂質を抑えながらたんぱく質や食物繊維も一定量が摂取できる大豆食品は、食卓に取り入れやすく家計の強い味方になると期待されているという。
https://column.asken.jp/glossary/glossary-16323/
構成/KUMU
【参考】https://dime.jp/genre/1432830/
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構成/DIME編集部