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ロックミュージックが好きな人なら、6月9日がロックの日だと聞いたことがあるかもしれません。一方で海外では1月8日がロックの日だとされます。いつどんなことをきっかけに制定されたのでしょう。それぞれの由来や意味、楽しみ方を紹介します。
「ロックの日」って何の日?
6月9日はロックの日です。6と9の語呂合わせなので、覚えやすいといえます。具体的に何をする日なのか確認しましょう。
ロックミュージックを称える日
ロックの日は、ロックミュージックが優れた文化であることを賞賛する目的で、制定されました。
ロックミュージックは音楽のジャンルの一つとして、さまざまな人々を楽しませるだけでなく、思想や生き方にも影響を与えています。ファッションの分野に与える影響も無視できません。
横浜市に本社があり、音楽系のフリーペーパーを発行している『株式会社ミュージックネットワーク』が6月9日をロックの日だと制定し、一般社団法人日本記念日協会に申請し登録されました。
1月8日も「ロックの日」
1月8日は、エルヴィス・プレスリーとデヴィッド・ボウイの誕生日です。世界的に有名なロックスターの誕生日であることから、1月8日もロックの日だとされています。
エルヴィス・プレスリーは、1935年1月8日にアメリカのミシシッピー州で誕生しました。これまでに全世界で30億枚のレコード・CDを売り上げたとされる、伝説的なロックミュージシャンです。
デヴィッド・ボウイは、1947年1月8日にイギリスのロンドンで生まれました。神秘的かつ独特な音楽スタイルで、唯一無二の存在へと上り詰めたロックミュージシャンとして知られています。
日本記念日協会に登録されているのは6月9日の方ですが、洋楽のロックが好きなら1月8日も祝っておいて損はない日です。
英語に訳す場合は使い方に注意
6月9日は日本ではロックの日ですが、世界的に知られているわけではありません。アメリカの記念日のデータベースに登録されているロックの日(National Day of Rock ‘N’ Roll)は、7月7日です。性別や人種に関係なくロックを楽しむ日として制定されました。
また、7月13日はロックの国際デー(the International Day of Rock ‘N’ Roll)として知られています。1985年7月13日に行われたチャリティーコンサート『ライブ・エイド』が由来です。
アフリカ難民救済を目的としたイベントで、ザ・フーやレッド・ツェッペリン、マドンナにデヴィッド・ボウイ、クイーンなど著名なロックミュージシャンたち参加し、多額の寄付金を集めました。
「ロックの日」はイベントを楽しもう
ロックの日の楽しみ方には、さまざまなものがあります。どのように楽しんだらよいか確認しましょう。
楽しみ方1. ライブや新曲
ロックの日にちなんで、音楽系のイベントや新曲のリリースが行われています。例えば2021年には、ロックバンドの『東京事変』が新曲をリリースしました。
規模の大小はあるものの、ロック系のライブイベントが開催されるケースも珍しくありません。雑誌やテレビなどのメディアでも、ロックミュージック特集が組まれる事例があります。
好きなロックミュージシャンが、ロックの日に何らかの活動を行うかもしれないので、チェックしておくとよいでしょう。
楽しみ方2. SNS投稿
SNSで『#ロックの日』というタグを付け、祝う方法もおすすめです。例えば、お気に入りのロックミュージシャンに関する情報や、ロックファッションに身を包んだ写真をアップロードするなどの方法があります。
自分が参加できなかったとしても、人々が思い思いに記念日を楽しむ様子がシェアされているのを眺めるだけでも、楽しく過ごせるはずです。
音楽関連の会社がロックの日にちなんだイベント情報をシェアするケースもあるので、チェックしてみましょう。
楽しみ方3. イラスト投稿
画像・イラスト投稿サイトやSNSなどで、ロックの日にちなんだイラストを投稿したり、投稿されたイラストを見て楽しんだりしてもよいでしょう。ロックの日に限らず、画像・イラスト投稿サイトが『〇〇の日』を記念して、盛り上がるケースは少なくありません。
ロックミュージシャンを題材にしたアートを作っているイラストレーターやクリエイターにとって、モチベーションが上がる日だといえます。
ロックミュージシャンにまつわる作品だけでなく、アニメや漫画のキャラクターにロックテイストなアレンジを加える試みもよく行われているので、音楽ファン以外も楽しめるはずです。
もしかしたら、自分の好きなミュージシャンと作家のコラボレーションを見るチャンスもあるかもしれません。
6月9日は「ロック(=鍵)の日」でもある
鍵は英語で『Lock(ロック)』と書くことから、6月9日は鍵の方の意味での『ロックの日』としても知られています。どんな日なのか、詳細を確認しましょう。
家の防犯について考える日
鍵の方のロックの日は、『我が家のカギを見直すロックの日』という正式名称で、日本記念日協会に登録されています。
鍵を取り扱う業者の団体である『日本ロックセキュリティ協同組合』によって、制定されました。
家の防犯の要となる鍵の重要性を再確認し、防犯意識を高めることを目的としています。玄関をきちんと施錠したり、防犯機器を取り入れたりするよいきっかけになるでしょう。
全国で防犯イベントが開催
ロック(鍵)の日を制定した日本ロックセキュリティ協同組合は、6月9日に全国各地で防犯イベントを行っています。主要都市部の防犯協会や警察も参加し、国民の防犯意識を高めるための活動をしているのです。
住宅侵入の手口を紹介したチラシを使用し、『鍵をかける防犯の大切さ』を訴えたり、防犯に関する標語をプリントしたノベルティグッズを配布したりしています。
ほかにも、地元警察や自治体のマスコットと写真撮影をするなど、さまざまな試みが取り入れられています。2024年の開催に関する案内はまだ行われていませんが、近くで開催されたときには出かけてみてはいかがでしょうか。
※2024年4月12日時点の情報です
日本ロックセキュリティ協同組合 | 鍵・錠取扱業者が国民の安全・安心な生活に貢献することを目的として活動する内閣総理大臣認可・警察庁所管の全国組織
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構成/編集部