カワセミ撮影で対決!シリーズ最高の6100万画素センサーを搭載したソニー「α7RV」でどこまで鮮明に撮れる?
2022.12.26■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所
驚異の6100万画素センサー搭載
SONYからα7Rシリーズの第5世代モデルであるフルサイズミラーレス「α7RV」が登場した。AIを使った次世代AFシステムにクラス最高の6100万画素を誇るCMOSセンサーを搭載。4軸マルチアングル液晶モニター、944万ドットの高精細EVFなど野鳥撮影に役立つスペックが実装された。そこで、ほぼ同時期に登場したCanon「EOS R6 MarkII」と冬の野鳥対決を試みた。使用したレンズはインナーフォーカス式で超望遠600mmまで使える「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」である。
冬のカワセミ頂上対決!2420万画素で40コマ/秒を実現したキヤノン「EOS R6 MarkII」の実力検証
■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所 SONY「α7RV」 vs Canon「EOS R6 MarkII」 40コマ/秒の高速連写Canon「EOS R6 ...
カメラボディの重さは実測724gと重めだが、しっかりとしたグリップがあり持ちやすかった
200-600mmは三脚座付きで取り外しもできるが、2115gとかなりヘビー級ズームである
三脚座を外した状態でカメラとレンズを合わせた重量は2947gと3kg近い重さになる
アオサギで鳥認識AFをチェック。精度は高く、素早く鳥の瞳を認識した
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/250sec、F6.3、ISO2500
高感度にも強くISO感度1万でも使える。トリミングしても問題なかった
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/800sec、F6.3、ISO10000
やや大柄のアオサギでも連写速度秒10コマでは捉えられない瞬間があった
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/800sec、F6.3、ISO5000
超高解像度だが連写速度10コマ/秒が足かせに
6100万画素で記録した野鳥はとてもキレイで細部まで緻密に描写されている。トリミング耐性も高く、テレコンを使うよりトリミングした方が良い結果が得られるのではと思わせる画質だ。EVFも非常にキレイで気分良く撮影できた。また、フルサイズならではのボケ味も美しく、カワセミを風景から浮き上がらせてくれた。止まっている鳥を撮るなら最強とも言えるのだが、飛び立とうとする瞬間や、飛翔シーンを撮ろうとすると秒10コマでは遅すぎることが判明。αシリーズはもともと連写に弱く、ハイエンドのα1でも秒30コマ、α9IIは秒20コマとなっている。これは何とかしてもらいたい。
それから単焦点を含めて、超望遠レンズが600mmまでしかないのが残念だ。ハイコスパで軽い超望遠が欲しいところだ。「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」をカメラに付けると3kg近い重さになり手持ちでの撮影は困難、今回は三脚と一脚を使い手ブレ補正はOFFで撮影した。
枝にとまったカワセミ600mmのノートリミングの状態
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/640sec、F6.3、ISO1250
上の画像を100%でトリミングするとカワセミの毛並みまで鮮明に写っている
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/640sec、F6.3、ISO1250
背景のボケが美しいカワセミ。手前や奥に枝があってもほぼカワセミは認識された
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/640sec、F6.3、ISO1250
カワセミが飛ぶのに備えてシャッター速度を上げたためISO感度1万2800になったが充分使える画質だ
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/6400sec、F6.3、ISO12800
飛び立とうとするカワセミ。連写しても次の瞬間は空中に飛び出した後しか撮れない
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/1600sec、F6.3、ISO8000
こちらも飛びだったカワセミ。αシリーズでこの瞬間を撮るのはかなり難しい
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/16400sec、F6.3、ISO8000
カワセミが消化できなかったエサをペレットとして吐き出した瞬間、初めて撮影に成功
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/1640sec、F6.3、ISO1600
ナナカマドだろうか、赤い実の前にとまるカワセミ。ボケ具合が美しい
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/640sec、F6.3、ISO5000
飛び立とうとするカワセミ。連写するも羽ばたいているシーンはうまく撮れなかった
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS SONY α7RV 1/16000sec、F6.3、ISO10000
写真・文/ゴン川野