杜の都で魂を完全浄化！リラックス感がズバ抜ていた仙台のサウナ「汗蒸幕のゆ」

気持ち良く、そして美味しく、嗚呼…中毒！

その床に座って、石が積み上げられたドームの薄暗い天井を眺めていると、時空が止まってるような錯覚にすら陥る。

↑実際は照明もう少し暗めで、自然に瞑想してるような気分になる『汗蒸幕』。

そしてもうひとつ。男性『黄土サウナ』、女性『紫水晶サウナ』は、室内に寝台が置かれた寝て入れる専用サウナ室!!

温度は若干低めなんで、もうここに「ズッと寝てたい」と思ったよ。

↑『黄土サウナ』……そんじょそこらのサウナでは不可能な夢の寝サウナ！

で、実際20分近く寝っころがってる時の解放感！ちょっとウトウトもしてきちゃうんで、もう夢か現か幻か、ただただ全身のストレスがどんどん消え去っていく、これまた今まで味わったことのないサウナ体験だったなァ…。

露天スペースにはインフィニティチェアがあって東北の風をビシッと感じられるし、いやぁ仙台弁でいうところの『いがった～！』（今調べた）ですよ！

↑こちらは浴室の全景。広い休憩スペースには大型テレビがあって、その前でドテ～ッとしつつ午後のワイドショーを見る！わかる人にはわかると思うが、これはたまんないすよ！

さぁ～、サウナの後の酒と肴も当然のように『いがった～！』ですよ。

『汗蒸幕のゆ』内の飲食施設『創作厨房－レストラン京泉』は、チゲやビビンバ、冷麺等、韓国料理が超充実してまして（ラーメンやピザもありますが）、そんな中から、呑むには「コレだ！」と注文したのは『〔鉄板〕タコ、イカと野菜のポックン』……ポックンって、わかりやすくいうとコチュジャン炒めですね。

合わせた酒は『チャミスル（ボトルセット）』。

↑『〔鉄板〕タコ、イカと野菜のポックン』（900円）。そして、すみません。チャミスルの前に一杯目として『マッコリビール』（700円）も呑んでおりました。

↑『チャミスル（ボトルセット）』は1000円。

辛く炒められたイカを噛み締めれば、イカとコチュジャン及び諸々素材の旨味エキス＆辛味が口中を至福の時に誘う。

その至福の味わいがまだ少々舌の味蕾に残ってる頃を見計らって、チャミスル……といっても『チャミスルフレッシュ』というアルコール度低め16度のヤツなんですが、それをストレートでクイッと食道の脂分を洗い流すかのようにいくッ!!

ハッキリ言う。止まらないぞ、この繰り返し！間違いなく中毒になるわこれ。

↑『レストラン京泉』。『海鮮チヂミ』（700円）、『霜降り馬刺』（950円）、『プデチゲ』（1100円）といった他にも気になりまくるメニューが目白押しでありました。

『汗蒸幕のゆ』。極限にリラックスし尽くせる、いいサウナ……改め『いがった～サウナ』だ！

仙台の皆様。皆様本当にうらやまキ～ッ!!

DATA

■住所:宮城県仙台市泉区名坂字南前67-1　
■電話:022・776・7077　
■料金:大人（中学生以上）1100円（平日）、1200円（土・日曜・祝日）　
■営業時間:9:00～翌1:00（平日）　8:00～翌1:00（土・日曜・祝日）無休　
■交通:仙台駅・地下鉄泉中央駅より、宮城交通バス東向陽台・栄和台・松森団地・鶴ヶ丘ニュータウン行き「バイパス入口」下車徒歩3分　仙台駅より車で30分

文／カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

ありふれたサウナ情報では満足できない熱いファンのために！

2014年3月に日本初のサウナ専門誌として誕生した伝説のバイブル『Saunner』。最新刊『Saunner 2022』が発売になりました！

今回は前回以上に編集部による偏愛たっぷりの特集企画が満載！

「ととのう」だけでは満足できなくなったサウナーたちへ、サウナをもっと深く楽しむためのヒントや新しい視点を先輩サウナーやサウナ施設に取材。サウナってまだまだ奥が深いんです。

定価1320円（税込）
発売日2022.06.30
判型/頁Ｂ５判/128頁
https://www.shogakukan.co.jp/books/09104258

〈 担当編集者からのおすすめ情報 〉

今年も熱量たっぷりの情報をお届けします！ついにドローン撮影も敢行！古き良き昭和のサウナからウォータースライダーなどの一芸サウナ、若手サウナーが作ったこだわりの施設まで、没入したくなる写真が満載。サウナ界のレジェンドたちの金言や一生サウナを楽しむための医師のアドバイスまで、初心者から上級者まで楽しめる、読みごたえたっぷりの超保存版です。ここでしか買えないドラえもんコラボのサウナグッズもたくさんご用意しました！