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上司に「何を言いたいのかわからない」とよく言われる人の特徴

2022.12.22

上司に報告や連絡、相談したときや会議で発言したとき、プレゼンテーションを行ったときなどに、「何を言いたいのか、よくわからない」と指摘されたことはないだろうか。しかも上司のみならず、他の人からも頻繁に指摘されるのであれば、発言のたびに落ち込んでしまうだろう。そんな指摘に悩んでいる人や、伝わる話し方を身につけたい人に向けて、元NHKキャスターで、現在は経営層スピーチ・ビジネスコミュニケーション研修や話し方の書籍などを手がける阿隅和美氏に、基本から応用までレクチャーしてもらった。

上司に「何が言いたいの?」と指摘される原因は6つ

上司などから「何を言っているのかわからない」「何が言いたいの?」などと指摘される場合、自分では意味がわかっていても、相手には伝わらない状態に陥っていると考えられる。これは、何が問題だろうか。阿隅氏は次の6つの原因を挙げる。

■1.話が冗長

「ダラダラと話してしまっている可能性があります。このような人の特徴として、一文が長く『なので~、ですから~』と、区切らずに話していることが多いです。ご自身でも、何を言いたいのか途中でわからなくなって着地点を見失ってしまいがちです。相手にとって『何が言いたいのかわからない』となります。そしてわからないだけでなく貴重な相手の時間を奪う『時間泥棒』になってしまい、特にビジネスシーンでは敬遠されてしまいます」

■2.いきなり詳細から話し始める

「自分の頭の中にある地図と、相手の頭の中にある地図は異なります。それなのに、前提条件となる情報を共有せずに話し始めても、相手は何の話をしているのかわかりません。例えば、上司への報告の場面で、いきなり『あの、明後日までに必要だと言われたので、急いで手配しました』と伝えても『何の話?』と言われてしまうでしょう。

例えば、お土産ショップの話をするにしても、それが、テーマパーク内のお店なのか、東京駅のお店なのか、どこのお土産ショップなのか前提となる説明が抜けていると、話の要領を得ません。ビジネスシーンでも同様です。前提条件を伝えていないと話がわからないのです」

■3.結論が不明

「物事を時系列に話そうとすると、まず原因、経過があって、結果に行きつきます。しかし、忙しいビジネス現場では一から十まですべてを話すのではなく、相手は知りたい情報を整理して話してほしいと期待しています。例えば、会議で『サンプルを作成するのに、新しい業者がいいと思って色々検索をして、良さそうなところが見つかったんですけど…』というように不要な経過を延々と伝えていると、結論に行きつくまでの説明に時間がかかり過ぎでしまい、『で、結局何が言いたいの?』『言いたいことがわからない』とイライラされてしまいます」

■4.話が脱線する・飛躍する

「話しているうちに、いつの間にか違う話題に脱線したり、飛躍してしまうと理解が追い付きません。自分の頭の中では関連があり、つながっていても、言葉で結合しないと相手にとっては意味不明です。例えば、『こちらが先日のお客様アンケートの集計結果なのですが、昨日はお客様が本当に多くて…』というように、アンケート結果の話をするのかと思いきや、昨日の話題にいつの間にか変わってしまっては、何を聞かされているのかわからなくなってしまいます」

■5.専門用語を多用する

「同じ会社であっても、部署内で使っている専門用語は、他部署に行くと通じない場合もあります。特に気を付けたいのが、いわゆるカタカナ用語や略語。IT関連用語によく見受けられます。

例えばDX(デジタルトランスフォーメーション)導入提案の場面で、知識がない相手に対して『CRM導入はフェーズごとにKPIを明確にしながら継続的に顧客とのコミュニケーションを図っていくことが必要です』等と説明をして用語の意味が通じないとサービスの価値そのものをわかってもらえず、せっかくの提案も上手く進みません」

■6.具体的な言葉が少ない

「『あの件ですが』『例の件ですが』という指示語や曖昧な言葉が多いと、何を指しているのかわかりません。また『たくさんの』『すごい』などの曖昧な形容する語句を使用すると正確な情報が伝わりません。感覚は人それぞれ違うからです」

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