DIME MAGAZINE
本当に“すぎた”ヤツがやってきた！
そして焼鳥を注文。頼んだのは『ふりそで/253円』『ぼんじり/209円』『かわ/209円』『はつもと/209円』。ふりそでっういうのは肩の肉だそうですよ。でもってタレ・塩選べる味付けは、当然おまかせ。
鶏に限らず、モツでもそうだけど、一時期「串焼きは塩で喰うのが通」みたいな風潮あったけど、もう今や完全に全ておまかせ。結局、それが一番旨い。
で届きました焼鳥。その届いた刹那に卓上に漂ったのが、鶏の香ばしい香りと、それと同じくらい主張する炭の香り！
↑左から、ぼんじり、ふりそで
↑左から、かわ、はつもと
さっきからグイグイ呑んでる酸味と甘みが見事に溶け合うカドクラレモンサワーがますます進むじゃないですか！
さらに気になったメニューを追加。それが『煮込まれすぎた肉豆腐/583円』。
アンタ、“煮込まれすぎた”って大げさじゃないの～？って思ってたら、本当に煮込まれ過ぎてた！
↑煮込まれすぎた肉豆腐
“煮込まれ過ぎてた”って言葉から想像すると、もっと豆腐の色が黒い醤油色になってるはずだと思うかもしれませんが、いやいやいやいや～豆腐に、肉のエキスが溶け込んだ濃いめの出汁が染みに染みている！
その染み込んだ熱々のヤツの上に肉の一片でも載せて箸でひとすくいし、「フ～フ～」してから口に放り込めば、そのひと口だけでカドクラサワー一杯いけちゃう！
まいったねど～も！と、大満足しながらＵ氏と千鳥足で店を後にしたのだった。
あ！食堂ってことだから昼も夜も料理のメニューは共通！それが呑める食堂だからね。もちろんお酒呑まない人も大歓迎なのが食堂なので定食もありまして、いくつか紹介しますと、『鶏もも香味炙り炭火焼き定食/1078円』『鶏の唐揚げ葱だれ定食/1078円』『豚肩ロース特製味噌焼き定食/1210円』『トロ鯖塩焼き定食/1210円』などなど。
食事だけの人にも、それもたらふく食べたい人も安心の『ごはん大盛り無料』！そして本当に気心知れたカップルのデートにも、オレみたいなただ呑みたいだけのオヤジにも、いろんな人がいろんな時に使える店ですよ。
まぁ、すごく当たり前のこと書いちゃったけど、そういう当たり前のいろんな時に使える店が、実は以外とないもんなァ～。
そしてオレは「次は昼に呑みにいかないとな～」と、今原稿書きながら決意したのだった。
【DATA】
住所：東京都目黒区鷹番3-15-23 アヴァン学芸ビル1階
電話：03-3713-1677
営業時間：11時～24時(LO 23時半) 無休。
交通：東急東横線 学芸大学駅西口徒歩2分
文／カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。
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