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現地ライターがガイドするロサンゼルスの地元民行きつけの穴場スポット

2022.11.14

エモさ全開!古き良き時代のリゾート地、パームスプリングス

ロサンゼルス郊外にも足を向けてみよう。車で東へ約1時間半でたどり着くパームスプリングス(Palm Spring)は、日本人どころかアジア人の姿をほとんど見かけない。

しかし、アメリカ国内では冬のロングバケーション先としておなじみ。戦前からハリウッドスターや大富豪がこぞって別荘を建て、仕事の合い間にゴルフや夜遊びに興じ、保養地として発展した歴史を持つ。

この地に縁のある超大物は、フランク・シナトラやエルビス・プレスリー、マリリン・モンローなど、そうそうたる顔ぶれだ。

ミッドセンチュリー・モダン建築がそこかしこに残り、愛好家にはたまらない景観。アメリカのノスタルジックな風景がシニア層に愛され、「アメリカ人が引退後に暮らしたい街」というイメージが強い。

近年はコーチェラ(Coachella)の野外フェス盛況を受け、洒落たホテルやブティック、飲食店が次々とオープンし、若い世代にもアピールしているようだ。

街中にアートがあふれ、LGBTQ(性的少数者)コミュニティーが発達する自由な気風があり、健康志向のレストランやカフェも多数。最近はSNS映えのフォトスポットとしても話題を集めている。

その名の通り、ヤシの木(パーム)が生い茂り、温泉(スプリングス)が湧く、まさに砂漠の中のオアシス。冬でも温暖な気候で雨は少なく、ほとんどの宿泊施設でプールがオープンし、ゴルフ場付きの贅沢なホテルもずらり。

こんなリゾート地で、日帰りなんてもったいない。プールサイドでのんびり「おこもりステイ」を堪能するのも、パームスプリングスらしい旅のオプションと言える。

ロサンゼルス中心部より比較的治安が良いのも、宿泊場所としておすすめのポイントだ。日本人にうれしい温泉付きのホテルも見つかる。

中には、宿泊せずとも楽しめる日帰り温泉も。しかし、大人のみ、エステ客のみなどと、利用が限定される高級スパがほとんどだ。それでもよく探せば、子連れOKの庶民的な温泉施設もある。

北米でよく見られる水着着用タイプで、温泉と言うよりプールに近いが、アメリカ人観光客にもあまり知られていない穴場だ。

まず、グラミス・ノース・ホット・スプリングス(Glamis North Hot Springs)は、ソルトン湖(Salton Sea)そばにぽつんとある砂漠の中の温泉宿。キャンパーやバイク乗りが集まる巨大RVパーク内で10月15日から4月15日のみ営業する。

屋外に2つの大きな温泉プールと、14のバスタブ(!)が並び、日帰り利用の場合、1日ひとり25ドル(約3,600円)。ロッカーや貸しタオルはなく、脱衣所としてはトイレが使える。

独特なサウナも名物だ。天然温泉を適温まで冷却しながら、かけ流しにしており、アメリカでは珍しくノンケミカル。背後には砂丘の絶景が広がり、日が落ちる頃には壮大な眺めとなる。

また、デザート・ホット・スプリングス(Desert Hot Springs)は、昔ながらの老舗モーテルの雰囲気を持つ宿泊施設。館内のギフトショップで入場料を支払うと、屋外の8つの温泉プールが利用できる。

ロッカールームはあるが鍵はないので、事前に100均などで南京錠を用意しておくか貴重品は持ち込まないほうが良いだろう。タオルも要持参。午前8時から午後8時まで営業し、価格は1日ひとり15ドル(約2,000円)とリーズナブルだ。

日本人好みの程良い湯加減のプールが1つだけあるので探してみて欲しい。無力透明、ミネラル豊富な自慢の天然温泉は、ずっと浸かっていられる心地良さ。アクティビティーのあと、ヤシの木の間に上る月を眺めながらまったりと過ごし、旅の疲れを癒やしたい。

パームスプリングスでは、「フォーエバー・マリリン」(Forever Marilyn)の巨大像が有名。パームスプリングス美術館入り口で2024年まで展示中だが、地元では性差別的との声も

塩化、汚染が進み、魚も貝も死滅したソルトン湖は異様な美しさをたたえる。リゾート地として栄えた頃もあったが、すっかりゴーストタウン化。今は無人のビーチに野鳥が群れをなすのみだ

夜間にはライトアップもされるグラミス・ノース・ホット・スプリングスの温泉プール

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