新開発の2420万画素センサーを搭載!キヤノン「EOS」史上、最速の高速連写を実現した「R6 Mark II」の実力
2022.11.09瞳認識の精度を高め、高感度でも高画質
ディープラーニング技術を使って賢くなったEOS iTR AF Xは、瞳AFの右目、左目の優先機能、検出する被写体を複数から選んで限定できるようになった。実際に試写してみると、モデルが体を回転させても粘り強く瞳を追い続けてくれた。横方向だけでなく、顔を上下に動かした場合の追従性も向上、手で顔を覆ったり、メガネを掛けた場合も問題なく瞳にピントが合った。
高感度の画質もフルサイズのメリットを活かして、ISO6400でもかなり粒状性が良い。ISO6400〜102400で撮影して、リサイズした作例で、その画質を実感していただきたい。
このように顔をほとんど隠した状態でもAFで瞳にピントが来る
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/160sec、F5.6、ISO160
新製品の135mmF1.8の絞り開放でも、うつむき加減の横顔の瞳をロックオン
RF135mm F1.8 L IS USM Canon R6MKII 1/400sec、F1.8+0.67、ISO100
メガネを掛けた横顔でも問題なく瞳を追従してくれた
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/400sec、F2.8-0.33、ISO100
検出する被写体を「自動」に切り替えて撮影。人物が優先され瞳にピントが合った
RF135mm F1.8 L IS USM Canon R6MKII 1/400sec、F1.8+0.67、ISO100
AFが効くのはEV-6.5まで思ったより、うす暗い環境でも瞳にピントが来るのには驚いた
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/160sec、F2.8+0.67、ISO6400
実用最大感度のISO 10万2400、やや平面的だがノイズも抑えられ予想外に荒れていない
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/8000sec、F2.8+0.67、ISO102400
ISO 3万2000、髪の毛やマツゲがつぶれずに描写されている
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/4000sec、F2.8+0.67、ISO32000
ISO 1万6000、肌の階調性が粗いが、サイズによっては目立たないレベルだ
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/2000sec、F2.8+0.67、ISO16000
ISO 6400、肌の質感はまだ粗いが、洋服の質感、シワの描写はかなり良くなった
RF70-200mm F2.8 L IS USM Canon R6MKII 1/800sec、F2.8+0.67、ISO6400
写真・文/ゴン川野