ある日、筆者の手元に新しいクレジットカードが届いた。
これには驚いた。もうすぐ期限切れのカードはないし、他のカードを作ろうとした覚えもない。しかしよく見たら、これはPayPayカードではないか。
筆者はYahoo!カードを所持しているが、実はこのYahoo!カードはPayPayカードへの更新が進められている。
というわけで、筆者の自宅にもPayPayカードが届いたということなのだが……。
な、何だこりゃ!? カードに番号が書かれていないぞ!
不正利用を阻止する「ナンバーレスカード」
クレジットカードは今、技術革新の波に揉まれている。
以前、こんなことがあった。筆者がよく顔を出すコンビニのレジに、「落とし物 心当たりのある方は店員まで」という張り紙があった。
見るとそこには、誰かが落としたクレジットカードが。
客の手の届かない位置、レジ奥の電子レンジの横にセロテープで貼ってあるから一安心……というわけにはいかない。
名前と番号がはっきり見える角度で露出していたし、もしも悪意を持った誰かが「そのカード、自分のものかも知れないから見せてください。……あ、やっぱり違います」という具合にカードの表裏の情報を見てしまったらどうするのか。
そのようなこともあるため、最近では表面に番号のないカードが発行されるようになった。
とはいえ、ナンバーレスカードを所有するのは筆者にとっては初めての経験。実際に間近で見てみると、かなり頼りない印象がする。
そもそも、オンラインショッピングの際にカード番号を入力するとしたらどうするのか?
その場合は、PayPayカード公式サイトの会員メニューから番号を確認することができる。
ところが……。